anttiorbの映画、映像の世界

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脳内ポイズンベリー

2015年作品、佐藤祐市監督、真木よう子主演。

ペンダントを落した櫻井いちこ(真木よう子)、拾ってくれたのは早乙女(古川雄輝)。その時、彼女の頭の中にいた5人に激しく動きが起きた。
吉田(西島秀俊) - 議長を務めるメガネ男子。多数派に従いがちな風見鶏。
池田(吉田羊) - ネガティブ思考の女子。
ハトコ(桜田ひより) - ゴスロリ風にアレンジした服装の女子。
石橋(神木隆之介) - 元気な男子。
岸(浅野和之) - 記録係の初老の男性。  票決が偶数で割れた時は参加する。  直前の飲み会でなんとなく気になった早乙女だったが、その時まじまじと見ると彼女の心がときめいてしまったのだ。  
そして次の日、電車の中で偶然彼を見かけた。 池田は、どうせどうなるわけでもないので話し掛けての仕方がないと言うが、石橋は、ポジティブに話しかけるように嗾ける。 ハトコはもうノリノリ、岸は昨日の飲み会の時の映像データを再生する。
ボタンを押して発言したことが彼女の言葉となる。 どこに住んでいるのかを何とか聞くいちこ、新丸子に住んでいると聞きだし、そこで早乙女の家が汚いことを思い出す。
「家を掃除してあげましょうか?」 勇気を持って発言するいちこ、しかしそれは石橋とハトコのイケイケの意見が勝ったからだった。 行ってみると男一人の部屋にしてもひどい汚れ方だった。 一気に片づけるいちこ。
そして綺麗になった時、ここで帰るのか、それともここに残るのか、5人の意見が割れ、議長の吉田もどうにも決められない状況になった時、彼女の脳内に、黒装束の女が現れ、5人は意識を失った。
気が付くと次の日の朝だった。 そう彼女は、早乙女と寝てしまったのだった。 夢でも見ていたような積極的な行動だった。  しかし昨日脳内にいきなり現れた黒い女は一体? どうやら限界を超えると現れる深層意識?  しかしいちこは激しく動揺し、ちょっぴり後悔さえしていた。
朝目を覚ますと、我に返り、逃げるようにして帰って来てしまったからだった。  はたして彼女の恋の行方は?…

これはちょっと面白そうで期待していました。 優柔不断、ポジティブ、ネガティブ、衝動、記憶、人間のさまざまな行動様式がもし脳内で別人格の5人が存在し、絶えず会議をしていたら、そんなお話でした。
 監督の佐藤祐市は今まで、「絶対恐怖 Pray プレイhttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6410595.html というデビュー作と 「キサラギ」 「ストロベリーナイト」 は見ていますが、結構好きな作風の監督です。  主演は、元日の世界では真木よう子ですが、脳内では西島秀俊が5人を引っ張ります。 
脳内では5人が5人とも個性を発揮して役割に忠実で実に面白い、
吉田羊さんが最高ですね。 
現実の櫻井いちこ役の真木よう子、30歳のちょっと実は過去にいたい体験のあることでなかなか内向的になった女性を演じていますが、普段キレキレだったり、強い役が多いのですが、この作品では大変可愛いんですね。 
目を丸くするシーンは、ペコちゃんみたいなんですな(^^) 可愛い真木よう子を見たいならすごくお勧めです。 可愛い30歳を見事に演じていました。 恋の成就するかどうかは、見てのお楽しみですが。

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電車で偶然再会してしまう

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餃子の人?

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5人の頭の中の人格

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しかし別の男が

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紛糾する5人

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