anttiorbの映画、映像の世界

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ベロニカは死ぬことにした

2006年作品、堀江慶監督、真木よう子主演。

トワ(真木よう子)は、退屈な人生にうんざりして、自ら命を絶とうとした。 睡眠薬を大量に飲んで、苦しみながら意識を失ったトワは、風変わりなサナトリウムで目覚めた。
目が覚めた彼女に、看護婦(片桐はいり)が高圧的な態度をとる。 そして、初めは彼女はここがどこなのかさっぱり理解できないでいるのだった。 風変わりな人間ばかりいるここはいったいなんなのか?
ここには、人々が隔絶された独特の世界で毎日をすごしている。 理想と現実の狭間で自分を追い詰めてしまった元・弁護士ショウコ(風吹ジュン)、愛しすぎてバランスを失った主婦・サチ(中嶋朋子)、完治後も狂気の世界に安住し続けようとする往年の大女優・紅子(淡路恵子)。
そんな変な住人?達を横目で見ながら、ある男にあう事になったトワ。
彼はここの院長(市村正親)で、トワにある衝撃的なことを言う。 「君はあと7日間の命」と 宣告されてしまうのだった。 一命を取り留めたのだが、過剰な薬物摂取のためにその後遺症で心臓がもたないという事だった。
もともと死のうとしていた彼女だったから、どうという事は無いとトワは思っていたが、風変わりなまわりの住人も、院長とともに彼らを見守る婦長の姿も、どこか普通ではない。
トワを心安らかに逝かせようと、周囲の人々が接触を避けるなか、絵描きになる夢を忘れられず、言葉を失ってしまったクロード(イ・ワン)だけは、トワに共感する。
最初は戸惑い、混乱するトワだっ たが、おいしいものを食べること、楽しむこと、好きな格好をすること、美しい音楽を奏でる喜び、満ち足りたセックス、人生を彩る愛しいものすべてが彼女を変えてゆき、やがて生への欲求が芽生えてくる。
身近に迫った死をきっかけに、退屈だったはずのトワの人生が輝きはじめるのだった…

これは原作は、パウロ・コエーリョの同名小説という事で、日本作品が初映画化という事ですね。
この後2009年にサラ・ミシェル・ゲラー主演で映画化をされていますが、日本未公開となっているようですね。
監督は堀江慶、「渋谷怪談」というホラーを以前見ていますが、これ結構新鮮な感覚のホラーで面白く、シリーズを全部見ましたが、その1、2を彼が撮っています。
今作は主人公の名前をなぜか “トワ” という名前に変えているんですね。 でも原題はそのまま?
物語はまずこの不思議な精神病院で、彼女が不思議な住人たちとの触れ合いの中人生を再生を図るという作品です。 しかしどうしてもここが一体どこなのか?それが気になって仕方がないんですね。 そして途中途中で気になるシーンも出てきますし(^^)
一応最後で種明かしをされる感じですがね。
幻想的?な作品に感じましたが、2009年版のアメリカ版をいつか見て判断ですかね?

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目が覚めたトワ

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ここはおかしなサナトリウム

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看護師も住人も

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そして彼女は余命7日間を言われてしまう

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そしてクロードと出会う

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