anttiorbの映画、映像の世界

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映画 ビリギャル

2015年作品、土井裕泰監督、有村架純主演。

工藤さやか(山田望叶)の夢は、友達を作ることだった。  しかし彼女はなかなか友達を作ることが苦手で、多少仲間外れにされていた。 心配した母・ああちゃん(吉田羊)は、担任教師(中村靖日)に相談に行くが、学校というのは団体生活で、その中で順応してほしいという。
ああちゃんは転校させるが、そこでもなかなか友達はできないさやかだった。
しかし小学校6年生の時、ちょっと気に入った制服を見つけたさやかは、ああちゃんにその話をすると、その学校を受験してみたらと進められる。 そうすれば、大学まで行ける、勉強をしないでストレートに進学できる。 彼女は無事にその女子校に入学した。
名古屋の女子高に通うことになった、工藤さやか(有村架純)は、勉強は一切せず友達と朝まで遊びながら過ごす毎日。 実は父・工藤徹 (田中哲司)は弟・工藤龍太(大内田悠平)にべったりだった。 自分が果たせなかったプロ野球選手になる夢を、息子に託し、さやかと妹のまゆみ(奥田こころ)は母に任せきりだった。
ある日、さやかはカバンにあった煙草を担任教師(安田顕)に見つかってしまう。 しかし彼女は、一緒に吸っていた仲間のことは決して言わなかった。
でも彼女は三木停学になってしまう。 このこのままでは大学への内部進学すら危ういと心配した母・ああちゃんは、さやかに塾へ通うことを提案する。
受験をして別の大学に言ったらどうかと提案するが、金髪パーマ、厚化粧、耳にはピアス、極端に短いミニスカートにへそ出しルックというギャル全開の姿で、入塾面接に現れたさやかに一瞬面食らう教師の坪田(伊藤淳史 )。
しかし、見た目は派手でも素直な性格だとすぐに気付いた坪田は、さやかと打ち解け、慶應大学への受験合格を約束するのだった。 ところが当のさやかの成績は偏差値30の学年ビリ。 学力テストをしても聖徳太子を“せいとくたこ”と読み、高校2年生にして小学4年生の学力しかない。 そんな彼女の教室大爆笑の珍解答の連続にも 「君の発想は天才級だね」 と坪田は褒めるのだった・・・

これは期待して、楽しみにしていました。 もういくつかの作品で主演をしている有村架純ですが、これが今までで一番でしょう。 今後もっといい役が来るだろうなといういい感じの演技でしたね。
もう22歳の彼女ですが、童顔で可愛いので、金髪ギャルの高校生は結構合っていました。
あまちゃん 」でキョンキョンの若いころの姿を演じていた時は、小泉今日子の若いころによく似ている可愛い子というイメージでしたが、演技も自然で、3人の中では一番何でもこなせる器用な女優さんですね。
この話は、実話ということで、設定はちょっと現代に近づけていますが、実際に現役合格で慶応に行った女性の話なんですね。
偏差値30の高校生が2年足らずで、慶応に合格するのは本当に奇跡の物語ですが、なんとなく頷けるところもありました。
それはこの主人公が本当に素直なところでした。 そして何よりも母のとこを愛していたことでしたね。 逆に父の事を憎んでいるんですね。 でも心底憎んでいるのではなく、母に対する態度に腹を立てているんですね。
さやかの素直に努力している姿に、今まで夜通し遊んでいた仲間たちが、自ら遊ぶのを止めようというところは号泣でした。 友情というのはこういう物だなとしみじみ思いました。
なかなか爽やかな受験物語でしたね。

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遊びまくっていた4人

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しかし煙草を見つかってしまう

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そして塾に行くことにするが


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途中挫折しそうになるが

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