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100歳の華麗なる冒険

2013年作品、フェリックス・ハーングレン監督、ロバート・グスタフソン主演。

もう少しで100歳のアラン(ロバート・グスタフソン)は静かに余生を一人暮らしで送っていた。 しかし最愛の飼い猫が、キツネにやられてしまう。 怒ったアランがやったことは、ダイナマイトにソーセージを括り付け、近づいてきた狐を吹っ飛ばしたのだった。 その騒動で、彼は老人ホームに収容される。
そして迎えた100歳の誕生日、窓から外を見ていると、子供が爆竹で遊んでいるのを見つけた。 爆発物に無類に興味のあるアランは、窓からサンダルのまま抜け出して、しばらく行くと、バスステーションがあった。
手持ちの小銭でいけるところまでチケットを買うと、そこに人相の悪い若い男が大きなキャリーバッグを持ってトイレに入ろうとした。 しかしバッグが入らないので、アランに持たせたところアランはそれを持ってきたバスに乗ってしまった。
着いたところは、昔電車が走っていたところだが今が廃線になっている。そこに家があり、ユリウス(イヴァル・ヴィクランデル)という男が声をかけてきた。 面白そうな爺が変な大きなバッグを引いている。中に入れ酒と食事を上げて、中を開けるとなんとそこには、大金がぎっしり入っていた。
老人ホームでも大騒ぎになっていた。 アランが行方不明となったので、刑事まで調べに来た。
さらにバスターミナルでトイレに入っていた男は、爺とケースが消えたことに、パニックになり、キップを売っていた男に無理やり車を運転させ追いかけさせる。
大金とギャングと刑事、100歳のアラン の大冒険が始まる…

100歳のアラン・カールソンはどうして一人暮らしなのか? そしてなぜ簡単にダイナマイトを使うのか?
ただの爺の冒険話の間に彼の人生が差し込まれるんですね。 そしてそれを演じているのがロバート・グスタフソン、彼が25歳から100歳まで演じているんですね。 100歳の姿があまりにも自然なんで、ちょっと驚きでした。
スェーデン映画なので、なかなか知っている俳優さんはいないんですが、そんなことは全く気にならない、ただ楽しい映画でした。
そして意外に大物なアランなんですね。 歴史上の重要人物にどんどん関わっていくんですが、そのきっかけはやっぱり爆発物大好きという性格からでした。
第2次世界大戦期から、冷戦時代まで、100歳なんで、生きながら歴史を語っているところもあり、それもまた楽しかった。そして結構グロイシーンもちらっとあります。
いったいオチはどうなるのか予想しづらい作品でしたが、このままだと150くらいまで行きそうな爺さんでした。(G)

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老人ホームを抜け出すアラン

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バスターミナルで、ガラの悪い男に

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アランの小さいころ、あるいたずらが・・・

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老人ホームでは彼の100歳の誕生祝が

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追ってきた男を…

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