anttiorbの映画、映像の世界

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SHAME -シェイム-

 
全裸でベッドに横たわっている男・ブランドン(マイケル・ファスベンダー)。 金を渡して女は脱いでいく。 留守電を聞くと女の声が入っている。 「私よ、電話に出て、ブランドン」
彼は答えようとせず、電話を掛け直すこともしない。
地下鉄に乗っていると前に綺麗な女性が、目が合った。 微笑む彼女。 その女が降りたので彼は追いかけて行く。 しかし見失ってしまった。
ニューヨークに暮らし、仕事もスマートでソツのない独身男ブランドン。 彼は、仕事以外のすべての時間をセックスに注ぎ込んでいた。 中毒といっても過言ではない。 行きずりの女性やプロの女性との一夜限りの情事、シャワールームやオフィスのトイレでのマスタベーション、ネットでのポルノ動画の収集……。
オフィスののデスクに戻るとディスプレイにメモが挟んであった。 上司のデイヴィッド(ジェームズ・バッジ・デール)のところへ行くと、ウィルスに感染しているとのことだった。
家に帰ってノートパソコンを見ていると、また電話だ。 同じ女の声だった。
次の日、客との商談が上手く行った。 ディヴィッドとブランドンは、バーで飲んでいる3人連れの女に声をかけた。 デイヴィッドのお気に入りがいるからだった。 でもデイヴィッドは上手く行かず、彼女は結局ブランドンと事をするのだった。
家に帰ると、鍵が開いていた。 中では音楽が流れていた。 誰かがシャワーを浴びて いるらしい。 護身用のバットを握りしめ恐る恐る近づくと、妹のシシー(キャリー・マリガン)だった。 何度も電話をしていたのは彼女だった。
しかしシシーが来てからだんだんと彼の歯車がくるっていくのだった…
 
3作目、1作目、2作目の順番にスティーヴ・マックイーン監督作品を見てみましたが、彼の独特な間合いにはなれてきました。 今回のテーマは “性” 、更にいうと、真面に人を愛せない兄と、愛されたいのに愛してもらえず、リストカットを繰り返す妹、そして相容れない二人の悲劇ですね。
ファスベンダーもマリガンも初登場シーンはともに全裸なんですね。 もうそこからアブノーマル感いっぱいです。 金を出しての買いのSEX、行きずりのその場限りのSEXはできるのに 、愛を伴ったSEXは無理という、そういうのをセックス依存症と言うんでしょうか。
彼は生活をしていても、不安いっぱいなんでしょうね。 物凄い孤独感を持っている半面、妹が転がり込んでくるのを必死に拒むのです。 兄妹愛さえも拒否の対象なんですね。
今までそんな本当の部分を隠してきたブランドンで、職場の人間には仕事ができる男としての顔で通ってきましたが、シシーが来て崩壊していきます。 そしてシシーもまた・・・
監督の作品は、後味のいい物は今のところありませんが、それでも何か見入ってしまう魔力がありますね。  
それは彼の作品に、何か見透かされている部分が見え隠れしているかもしれません。
新作がやっぱり楽しみな監督です。
 
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しかし仕事はでき上司の信頼も厚い
 
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同僚を誘い情事にふけるのだが
 
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結局は愛することはできない
 
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だんだん崩壊していく彼の精神
 
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