anttiorbの映画、映像の世界

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いつも2人で

 
建築家マーク(アルバート・フィニー)は、美しい妻ジョアンナ(オードリー・ヘップバーン)と自家用車をとばしていた。 ふたりはフランスへの旅行を始めたのだ。 マークは建築家としては名をなしたが、いわゆる良き夫、よき父ではないらしい。 娘の存在も忘れがちだ。
二人の出会いは20年前、マークはまだ建築家志望の学生、ジョアンナは可愛い娘であった頃、ヒッチハイクをしていて知り合った。 その前に船でパスポートを見つけてあげた時が初めて話した時だった。
10年目の事である、ふたりの旅は、始めから車の調子が悪かった。 変な音がしていたのだった。
交代で二人で運転をしていたが、途中車から煙が出てきた。 いよいよ車はダメになってしまった。
やっと着いたホテルで、急場をしのいだが、勝手知らないフランス、散々お金がかかってしまった。
そんな二人の10年ずつの旅を行きつ戻りつ、描いて行くのだった…
 
船上での出会いから始まった二人、始めは幸せそうな二人ですが、10年経ってちょっと二人の間にちょっとした隙間を感じるようになります。 でもまだまだ愛し合っている感じがしますが、いよいよ20年後、倦怠期真っ盛り。社会的に落ち着いたあたりから夫婦の間は冷えて行きます。
10年単位で行ったり来たりで、多少メイクをちがえるんですが、マークがあまり変わらないので大変見づらい感じがします。
今ならCG処理などをするんでしょうが、ここは俳優の演技力に頼っています。
オードリーの可愛さでなんとかカバーと行きたいところですが、出会ったころの展開はいいのですが、20年後のオードリーはもはや笑顔の少ない不満いっぱいの妻なので、イメージが壊れてしまいますね。
オードリーといえばやっぱり代表作の 「ローマの休日」 が一番ですね。
可愛さいっぱいで、最後の寂しさいっぱいの実らない恋、そんなイメージの彼女はあの作品を超える物はないんでしょうね。
やっぱりこの作品も物足りなさいっぱいでした。
 
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ヒッチハイクで出会った二人

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いつしか時は流れ・・・
 
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