anttiorbの映画、映像の世界

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メッセンジャー

1999年作品、馬場康夫監督、草彅剛、飯島直子出演。
 
清水尚実(飯島直子)は、イタリアの服飾ブランド “エンリコ・ダンドロ” のプレスをしているバブリーなキャリアウーマン。 編集部の前川万美子(伊藤裕子)が来ると彼女はシャンパンを優雅に飲んでいた。 万美子は安宅物産がエンリコ・ダンドロから手を引くと言う噂があると言うが、尚美は信じようとしない。 
その頃、恋人で総合商社の安宅物産繊維部に勤める愛人の岡野(別所哲也)は、審査部の太田(小木茂光)から、ちょっと嫌な情報を聞いていた。
安宅物産にバイク便が来ていた。 細川孝之(京晋佑)は次の仕事に向かうため新橋に向かったが、そこにバイクより早い自転車が来た、鈴木宏法(草彅剛)だった。 自転車便 「東京エクスプレス」 だ。
秋冬物の新作発表日の午前、イタリアのエンリコが倒産したと社内で電子メールが回され、発表会場である路面店からマスコミが消える騒動になる。 事情が分からない尚美はただオロオロするだけだった。 審査部の太田は岡野に対してアメリカのファッションデザイナーであるティム・グレイを引き抜くことを依頼し、そのままニューヨークへ行ってしまうことになる。
岡野は尚美を太田に任せたのだったが、太田は非情だった。 岡野は尚美に会社の金でセレブの生活をさせていたのだった。 尚美は必死に岡野に連絡をするが、岡野はもう飛び立った後だった。 そして尚美はよそ見運転で横田(矢部浩之)をはねとばしてしまう。 
代わりに荷物を届けた尚美はそこで太田に会った。 そして太田は尚美からすべてを没収、そしてひき逃げ犯として捕まってしまった。 いきなり住むところも無くなった尚美だった。 いったい彼女はどうなってしまうのか?…
 
今から14年前の作品ですが、これ当時劇場で観たかったんですね。 でも機会を逃し、かれこれ年月が経ってしまいました。 ちょっととうが立ち始めた飯島直子、でもまだまだいける時でしたね。
ちゃんと設定も草彅君より年上と正直に描いています。 自転車便はバイク便より早い。 それは今では自転車に対する道路交通法が厳しくなったので、さすがに今は通用しない感じがしましたが、速さを競うために集まったメンバーはなかなか変化に富んでいましたね。
上記の3人に、横田の恋人役の阿部由美子役に京野ことみ、定年退職した警官の島野真役に加山雄三、そしてバイク便を首になった服部宣之役に青木伸輔(赤木姓になっています)というチームが大活躍します。 
馬場康夫監督は、 「バブルへGO!! タイムマシンはドラム式」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10698822.html が最新作ですが、バブル期に3作有名作品を撮っていますね。 
またバブルが終わってもバブル感いっぱいだったり、懐かしさを醸し出す作品を撮り続けています。 それはそれでいい時代だったことが彼の作品からわかりますね。 これも軽い感じですっきり見れる私好みの作品でした。

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会社が倒産、そして自転車にぶつけてしまった尚実は

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鈴木と知り合う

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そして自転車便の仕事に

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小回りが利く自転車便

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順調に仕事をこなしているが

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