anttiorbの映画、映像の世界

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サイド・エフェクト

 
血痕が部屋の中についている、いったいこの部屋で何があったのか?話は3か月前にさかのぼる・・
ウォール街のエリート金融マン、マーティン(チャニング・テイタム)と結婚したエミリー・テイラー(ルーニー・マーラ)の未来は、輝かしく歩み出すはずだった。 だが結婚式の直後、マーティンがインサイダー取引で逮捕されてしまった。
ようやく4年の刑期が終わるので面会に行くエミリー。 服役を終えたマーティンを迎えに義母(アン・ダウド)と行くが、今までの豪邸と違いニューヨークの質素なアパートメントで新たな生活をスタートさせる。 その夜二人は久しぶりにSEXをするのだが、上手くいかなかった。
そんなある日、エミリーは地下駐車場で事故を起こし、病院に運び込まれる。 幸いにも軽傷で済んだが、診察を担当した精神科医ジョナサン・バンクス(ジュード・ロウ)は、事故現場の様子から彼女が故意に車を壁に衝突させて自殺を図ったのではないかと推測、そして入院を勧めるが、彼女は夫が出所したばかりで、私が働かなくてはならないと抵抗する。 しかし、エミリーはかつて患ったことのある鬱病を再発させていたのだった。 抗鬱薬を処方され、カウンセリングを受けることを条件に退院し、いったん家に帰り、マーティンと共にパーティーに出席する。 しかしそこでも気分が悪くなり途中で帰ってしまうエミリーだった。 そして地下鉄のホームで自殺未遂を起こすまでになってしまう。
ジョナサンは彼女の昔の担当医のヴィクトリア・シーバート博士(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)に相談しに行く。そしてヴィクトリアは新薬のアブリクサを投与てみたらと提案するのだった。 そしてエミリーも今までの薬が効かないと言って、新薬を希望する。そ して事件が起こってしまった… 
 
近年鬱病を患う人が増えましたね。 私の家内も数年苦しみました。 今の鬱病に対しては、いかに患者に合う薬を調合するかで決まると言われています。 私も何度も一緒に病院に通いましたが、いろんな組み合わせで、その人が調子よくなるパターンを見つけるのです。 いったい何種類飲んだことか。 そして落ち着いてくると、だんだん減らしてくるのですが、結果的に“0”にはなりませんでした。 大多数の人が、通い続ける限り飲み続けるんでしょう。 完治などないように感じました。
この作品は、それをベースに、恐ろしいことを考えた物語でした。 アブリクサと言う薬は、眠った時に副作用が出ると言われていて、事故につながると言われていると言う設定でした。 それを利用するという何とも怖い話ですが、しょせん人の心は、なかなかわからないんですね。 あえてそこにつけこんだ作品でした。 逆転のラストでしたが、執念が無ければ術中にはまっていたゾッとした恐さを見た物語でした。(G)
 
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もう少しで刑期を終える夫・マーティンに面会に来たエミリー
 
 
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そしてやっと外に出られたマーティンだが、生活は一変している
 
 
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事故を起こしたエミリーの担当になるジョナサン
 
 
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マーティンとパーティーに出席するエミリーだが、ここでも耐えられなくなる
 
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エミリーの以前の担当だったヴィクトリアに相談するジョナサン
 
 
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エミリーの事にのめり込んでいくジョナサン、そして・・・
 
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