anttiorbの映画、映像の世界

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犬のおまわりさん てのひらワンコ3D

2011年作品、有馬顕監督、中尾明慶主演。
 
新米のお巡りさんの愛沢健(中尾明慶)は、田園風景が広がるのどかな町に勤務している。 先輩の警察官の瀬田正志(川原和久)は一見無愛想でとっつき辛い。 愛沢は犬好きだが、アパートなので飼うことはできない。 パトロールをしても事件などない。
ある日交番に男の子が訪ねてきた。 子犬を持っていて、「この犬、捨てられていたんですけど」 と言って持ってきた。 名札が付いていて、“チョボ”と書かれていた。 監察札はなかった。 少年はすぐにどっかへ行ってしまった。 足に石灰が付いていると瀬田が言う。 
交番では犬が預かれなくなったということになっていた。 遺失物法が改正されたのだった。 すぐにセンターに連絡をするよう瀬田に言われた愛沢だった。
ペットショップに行って、餌を買い、交番に戻り餌をあげるが加減が解らない。 瀬田は餌の量、うんちのしつけをするよう結構細かく指示をする。 
動物愛護センターから伴貴美子(中村ゆり)が引き取りに来るが、センターに預けても、引き取り手が現れない場合は1週間で殺処分されてしまうことを聞かされる。 
愛くるしく懐いているチョボに愛沢は、とうとうしばらく預かろうとしてしまうのだった。 しかしこれは大変なことになってしまうのだった…
 
68分の短い映画ですが、この作品も人間が動物を買う難しさ、そして捨てられた動物の行く先を端的に描いています。 
今回はお巡りさんが思い悩みます。 犬は好きで飼いたいなと思っている愛沢ですが、実際子犬はウンチはするし、泣くし、噛んできます。 赤ん坊ですから仕方ないんですが、うんちのしつけもわからず、噛まれるとかっとしてしまいます。 しかし、謎の女の子の助けを借り、だんだん様になってくるとともに、物語が意外な方向に展開してきます。
「ひまわりと子犬の7日間」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8870757.html の時も感じましたが、犬は可愛いだけでは飼えません。 また家族の一員として買うときもみんなが犬好きならいいですが、一人でも犬嫌いの人がいたらどうするか? まあそんなときは普通飼いませんが、この作品ではそんな面も描かれています。 
基本動物は人間より先に死にます。 そこまで考えてあげなければ、なかなか生き物は飼えませんね。 心の安らぎと、ペットの世話どちらを取るのかで飼えるかどうかの判断になりますね。 またそんなことを感じさせる作品でした。
2Dで見ました。
 
 
追伸、前も書いたかもしれませんが、数年前のある日家に帰ると何やら家の前に怪しい物体が…近寄ってみるとなんと!ウェルシュ・コーギー・ペンブロークがいるではありませんか。 
すぐさま犬好きの家内に知らせると、全く心当たりがない、迷い犬みたいとのことでした。 何か興奮?しているのでお水を飲まし、本能に任して、もしかすると家のほうに向かうのではと言って、連れて行って(ついていく感じ)しまいました。 しばらくして帰ってきましたが、該当の家はありませんでした。 すぐに飼うなんてできないので、とりあえず警察に連絡しました。 
 
しばらくたってお巡りさんがやってきました。 いろいろ心当たりに連絡してくれましたが、やはり見つからず、「飼うなんてできないですよね?」 と聞かれましたが、「うん」 とは言えませんでした。 
コーギーは好きな犬種で、いずれはと思っていましたが、その場で決めることはできず、お巡りさんに連れていかれました。 そしてどうなるのかと聞いたところ、該当がなければ保健所に行って…と言われました。 
その先は聞けませんでした。 優しいお巡りさんで、それこそ必死に約1時間くらい心当たりに電話したり、実際に行ったりしてくれたのを覚えています。 そのあと交番に行って、コーギーはどうなったのかと聞こうかと思いましたが、それも躊躇われました。 無事に飼い主のところへ戻れたらと今でも思い出します。



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愛沢は犬好きの警官


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ある日少年が捨て犬として連れてきた子犬



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そしてついつい引き取ってしまうのだが…

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でもどうしていいかわからず

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すやすや・・・


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