売れない芸人の松本君(香取慎吾)にお呼びがかかった。 彼は、お笑いコンビを組んでいたが解散し、仕事にあぶれていた。
動物を使った番組を考えていた東京タウンTV ディレクターの川原茂樹(光石研)は、動物プロダクション社長の辻浩平(寺島進)に何かいい動物いないかと相談をした。 松本はテレビ局を訪ねたが、事前に事情を知らない松本は 「まさおくんって誰?」 という反応をした。 控室に入ると一匹の犬がだれている。 そう、この犬がまさおだったのだ。
松本には彼女がいる。 須永里美(広末涼子)は松本に回ってきた旅番組に喜ぶ。 松本が売れることを願っているが、何かやる気のない松本にちょっぴり不安に思っている。 犬が主役のこの番組に松本は不満に思っているのだった。
まさおのギャラは2万円、松本は8000円だ。 なぜ犬の方が高いのか? さらにまさおは言うことを聞かない。 犬なんて飼ったことの無い松本は、はじめからすべて上手くいかない、というかはっきり舐められている。
ADの吉永水希(成海凜子)も全くかみ合っていない二人?に呆れ顔、意図した画像は全く撮れなかった。 こんな番組流せるのか?
オンエアされるとやはり視聴者からクレームの嵐だった。 松本は芸能プロダクション社長の黒田(神田龍夢)に、もう一度相方と漫才をやらしてほしいというが、もう相方はお笑いをやらないことを知る。
さらに里美は兄の真一(木下隆行)からもうあいつとは別れて田舎で結婚しろと言われる。 果たして松本はどうなってしまうのか?…
これって実話なんですね。 テレビ東京で実際やっていたそうですが、全く知りませんでした。 この映画を知っていたのは前田敦子が主題歌を歌ったくらいでした。 松本秀樹というお笑い芸人さえも知らず真っ新で鑑賞しました。
実話ということなので、おそらくこの物語の通り、初めのコンセプトは違っていたんでしょう。 でもだんだんこのコンビの面白さ、自然さが視聴者に受け、人気が上がっていったんでしょうね。
彼女との話はほんとなのかはわかりませんが、その後ドッグ・アドバイザーの肩書までありますから、ある程度は実体験なんでしょうね。
主役に香取慎吾を起用していて、ドタバタには彼はあっていましたね。 シリアスな役よりはこういう大きな動きの役に適していると思います。
しかし一番の見せ場、まさおとの別れのシーンはちょっとダメでしたね。 彼は泣きの演技は向いていませんね。 というかよくあれで監督がOKしたのか不思議なカットでした。
この作品は実際のテレビ東京の番組とは違い、松本とまさおの感動のドラマですから、泣きのシーンをしっかりやらなくてはすべてが台無しでした。
もっと香取君頑張ってほしいと強く思った作品でした。
松本が出会った“まさお”とは
二人のコンビが誕生する
しかし全く意図しない方向に
イベントも台無しに
心配する里美だったが