マット・ウェストン(ライアン・レイノルズ)は、恋人のアナ・モロー (ノラ・アルネゼデール)に昇進の話をしている。 彼はモーテルの従業員、表向きは。
ここは南アフリカ・ケープタウン、上司らしき男と携帯で話している。 携帯の通話も暗号化されている。 早くここから異動させてくれといっている。 自分はここで飼い殺しになってしまうのか? あせるマットだったが。
ある男がここケープタウンに現れた。 黒ずくめで帽子を深めにかぶっている。 非常に用心深い行動で、バーでアレック・ウェイド(リアム・カニンガム)という男に会うためらしい。 アレックは元MI-6、彼は元CIA。 それも凄腕のトビン・フロスト(デンゼル・ワシントン)といったが、CIAを辞め、それだけでなく重要情報を売り歩いている、国際指名手配犯だった。 アレックは何かをトビンに渡した。 トビンはそれを体の中に注射し隠した。 しかしトビンをしっかりマークしている男たちがいた。 早くも襲われるトビンだが、とっさに服を換え狙撃をかわすと、アレックと車で逃げようとしたが、途中アレックは狙撃され死んでしまう。 とっさにトビンのとった行動は、アメリカ総領事館に逃げ込むことだった。 すぐさまCIAに連絡が入り、トビンは隠れ家に護送され、ここで取調べと称する拷問が始まるのだった。 その隠れ家の管理人がマットだった。 しかしこの絶対安全の隠れ家にも、謎の集団の襲撃が襲ってきたのだった・・・
この作品は上映期間中に見逃し、ちょっと後悔していた作品でした。 デンゼル・ワシントンが悪をやるというのは 「トレーニング・デイ」 に似たものがありますが、この作品では本当の悪役は?という謎解きがある分、見ていて面白いですね。
豪華キャストで、CIA幹部にヴェラ・ファーミガ、ブレンダン・グリーソン、副長官にサム・シェパード、そして殺し屋にファーレス・ファーレス、拷問チームのリーダーにロバート・パトリックといった演技のできる渋い俳優人は圧巻です。
ちょっと今回は一切色気無しの役のヴェラは残念でした(^^)。
南アフリカという今でもなかなか危険で、手を出しにくい国で、さすがの大国アメリカも好き勝手できないお国事情、そこがこの作品を面白くしていますね。 また注射で情報の入っているが物を体内に隠すのは、ちょっと好きなシーンでした。
若い工作員を育て上げてしまうちょっと老け役のデンゼルでしたが、まだまだバリバリでした。 欲を言えばラストの落ちはもうちょっと捻りがあると最高でした。
賊が入ってきて、彼一人になる
銃を取り立ち向かおうとするが
狙いはこの男らしい
二人の逃走劇が始まる
いったい何者なのか?