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ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦

2016年作品、ショーン・エリス監督、キリアン・マーフィジェイミー・ドーナン、ハリー・ロイド、シャルロット・ルボン、アンナ・ガイスレロヴァー出演。

第二次世界大戦下の1942年。 ナチスがヨーロッパのほぼ全土に占拠地域を広げていくなか、ヒトラーの後継者と呼ばれ、その冷酷さから “金髪の野獣” と渾名されたナチス第三の実力者であるラインハルト・ハイドリヒは、ユダヤ人大量虐殺の実権を握っていた。
そんな戦時下、イギリス政府とチェコスロバキアの亡命政府とが協力して、極秘計画を練る。 パラシュートを使ってチェコ領内に送り込んだのは、二人の軍人ヨゼフ・ガブチーク(キリアン・マーフィ)とヤン・クビシュ(ジェイミー・ドーナン)だった。
ラインハルト・ハイドリヒはチェコの統治者で、ホロコースト計画を推し進めていてヒトラーヒムラーに次ぐナチスNo3と言われた。 二人はナチスとハイドリヒの暴走を止めるために送り込まれたスパイだった。
ヨゼフはパラシュートが枝に引っ掛かり、足に怪我を負ってしまう。 森の中で何とか小屋を見つけた二人は、そこにいた男にスープをもらうのだが、ヨゼフはなにかおかしな雰囲気に気づき、別の部屋で電話をし、ナチに報告しようとしている男を発見する。 その場で射殺するが、もう一人の男が外に逃げ出しす。 ヤンが追うが、いざ銃を構えた時、彼は手の震えから逃がしてしまうのだった。
その場をすぐに離れたヨゼフとヤンはチェコ国内に潜入、けがの手当てをしてくる医者を探すと、獣医がいると聞きそこに行き傷口を縫ってもらう。 そしてそこから潜伏するレジスタンスに繋いでもらう事に成功するのだった。
二人は、レジスタンスの協力を得てハイドリヒの行動を徹底的にマークして狙撃する機会をうかがう。 しかし、現地のレジスタンスは、ターゲットがハイドリヒだと知り仰天する。
成功しても失敗しても、その後チェコに対する弾圧が厳しくなることを恐れているのだったが、二人はロンドンの亡命政府の命令が絶対だと言って使命を果たすべきだと意見が割れるのだった。
その中で二人に協力的だったヤン・ゼレンカ=ハイスキー(トビー・ジョーンズ)は、まずは二人の隠れ家としてレジスタンス活動を協力してくれている家に連れて行く。 そこで、出会ったのがマリー・コヴァルニコヴァー(シャルロット・ルボン)で、この家のお手伝いをしている女性だった。 ヤンは彼女に一目ぼれをしてしまう。
そして彼女を通して、レンカ・ファフコヴァー(アンナ・ガイスレロヴァー)という女性にも引合される。 レンカの方がガチガチのレジスタンス精神旺盛の女性で、機転の利く存在だった。
しかし、まずは本国に打診をしてハイドリヒ暗殺に変更はないかを確かめることになっていく。 また現地では平行してハイドリヒの生活リズムの分析が始まるのだった…

この作品は、大戦下のチェコの情勢をよく現している作品でした。 これに先駆けて当時の強国4か国で行われたミュンヘン会談のことを頭に入れておくといいですね。強大してきたナチスに対して、同盟国のイタリアはさておき、フランスとイギリスが腰砕けの形となり、チェコのズデーデン地方をドイツに割譲することで、戦争回避をしようという宥和政策でした。
しかし当事者のチェコは参加させてもらえず、強国の言うとおりにされてしまうという屈辱を味わうんですね。 そしてこれ以降チェコスロバキアは解体されていき国家消滅をしてしまう。 そんな国情のお話ですね。
監督はショーン・エリス、写真家でもある監督ですが初鑑賞ですね。 主演はキリアン・マーフィ、近作は 「フリー・ファイヤー」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14896129.html ですね。 そして新作で 「ダンケルク」 が公開間近です。
また今作でなかなかいいのはレンカ役のアンナ・ガイスレロヴァーですね。 シャルロット・ルボンより10歳上ですが、筋金入りの反ナチの女性を演じていました。 私は初めて見る女優さんかもしれません。
物語はこの後、目的遂行に突入していきますが、ハイドリヒの転属情報が入ってきます。 そうなるとチャンスはもうこの日しかないというピンポイントになるんですね。はたして成功するのか? そして最後の銃撃戦は凄いです。 チェコの闘士の生き様が思う存分見れる作品です。

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雪の中に降り立った二人

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そしてレジスタンス活動家と合流

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そしてヤンはマリーと出会い

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ヨゼフはレンカと

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そしてハイドリヒの行動を探る二人

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