anttiorbの映画、映像の世界

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ラブリーボーン


まだ小さかった私・スージー・サーモン(シアーシャ・ローナン)はテーブルの向こうを見ることができなかった。 スノーボールの中のペンギンを見つめ、一人ぼっちは可哀そうと思っていた。
スージー・サーモンは父ジャック(マーク・ウォールバーグ)、母アビゲイルレイチェル・ワイズ)、祖母リン(スーザン・サランドン)そして妹リンジー(ローズ・マクアイヴァー)といった暖かい家族に囲まれ、幸せに暮らしていた。
誕生日のプレゼントにもらったカメラは彼女の宝物だった。 そこらじゅうを写しまくっていた。
コナース農場の陥没穴には、みんなが不用品を捨てていた。 そこの娘・ルース・コナーズ(キャロリン・ダンド)は同級生だったが、彼女はちょっと変わった能力を持っているのだった。 人には見えない物が見えるという。
ある日、弟のバックリー(クリスチャン・アシュデール)が小枝を飲み込み、呼吸が止まった。 両親がいなかったので、スージーは必死に車を運転し病院に弟を運んだ。弟は助かった。 うちに限って不幸は訪れないスージーはそう思った。
しかし彼女は14歳のある日、殺されてしまった。 しかし遺体が見つからない。 行方不明事件となってしまった。 彼女は遠いところから家族を見つめているのだった…

娘はどこかで生きている。 初めはそんなことを思いながらいる両親ですね。 しかし、だんだん娘はもうこの世にいない、犯人は誰だという感情に変わってくるそんな心理的葛藤、またその感情さえもだんだん薄くなっていく中で、父だけが必死に娘を思い続けていて、それに反応するスージー。 結構痛々しいファンタジー作品ですね。
犯人・ジョージ・ハーヴィ役のスタンリー・トゥッチは普段は物静かな独り者で隙を見せませんが、いざ襲うときのしたたかさが上手く出ていますね。 結構凶悪犯なんですが、こんなラストでいいの?って思ってしまいました。
あまりにも可哀そうなラストでしたね。 以前書いた「パンズ・ラビリンスhttp://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/5997205.html をちょっと思い出して切なくなりましたね。
シアーシャ・ローナンは上手くいくと結構いい女優さんになりそうですね。 美少女から大女優になりそうな気配の女の子でした。


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透明感のある少女スージー

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しかし彼女は

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娘を失った母

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苦悩する父

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悲しみを分かち合う二人

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