2004年作品、ポール・グリーングラス監督、マット・ディロン主演。
ジェイソン・ボーン(マットディロン)はようやく過去を捨て、恋人マリー(フランカ・ポテンテ)とともに新たな人生を踏み出した。 しかし彼は悪夢にうなされる日が続いていた。 それは悪夢というより過去の忘れられた記憶のようだった。
心配するマリーだが、愛するマリーに心配をかけないように逆に気遣うボーンでもあった。
いつもきまって細切れの夢だがはっきりとはよくわからない。 夢を一生懸命メモはしている。 いつか失われた記憶を思い出すために。
マリーの店は順調だった。
その頃ベルリンでCIAを震撼させる事件がおこった。 同時期にCIA内部で不正を働いた者のリストの売り込みがあり、情報屋との取引現場を何者かが襲撃。 エージェントと情報屋は殺され、現金も持ち去られた。
犯人の唯一の手掛かりはひとつの指紋。 それはボーンの物とされた。 しかしその頃ボーンのところに現れた謎の男、彼の狙いはどうやらボーンだった。
同じ相手を町で2度見たら疑え、その男は格好も違い、隙もない。
ボーンは殺し屋だと気が付きマリーと共に必死に車で逃げようとするが、運転を変わったその直後にマリーは撃たれ車は川に落ちてしまう。 必死に水中の車からマリーを引きずり出したが、彼女はもう死んでいた。
殺し屋は浮き上がってこないことからボーンは死んだと思い、依頼者に任務完了を伝える。 「ボーン、指紋、金、全部そろった。」 そう言うと報酬を依頼者から受け取る。
ボーンは愛する者を失い、CIAからも疑いをかけられてしまった。 そしてボーンは動き始めるのだった。 彼はトレッド・ストーン(踏み石)計画がまだあるものと信じベルリンに向かうのだった・・・
これは大分前見たのですが、今回改めて見直し、ちょっと以前とは違い大変満足しました。 どうしてかというと、一作目のエンディングでハッピーエンドだったので、あまりにもマリーがあっけなく死んでしまったことに何故かがっかりしてそのあとの内容が飛んでしまっていたからです。
でも、物語自体はしっかりしており、今回からのキャストも、前回からのキャストも結構いい俳優陣でしたね。
過去の「トレッド・ストーン計画」にせまるCIAの幹部にジョアン・アレン、殺し屋・キリルにカール・アーバン。 そして前回から引き続きにブライアン・コックス、ジュリア・スタイルズと適材適所でした。
特にロシア人の殺し屋のキリルは手強く、最後のカーチェイスは見応えがありました。 次作ボーン3部作の最後に期待が持てる作品でした。
悪夢にうなされるボーンを気遣うマリー
狙われたボーンはマリーと逃げるのだが…
マリーを失ったボーン
あの計画は動いているのか?
マリーの死を悼んでいる時間はなかったボーン
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