anttiorbの映画、映像の世界

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スタンドオフ

2016年作品、アダム・アレッカ監督、トーマス・ジェーン ローレンス・フィッシュバーン エラ・バレンティン ジョアンナ・ダグラス出演。

カナダの荒野。 人里離れた一軒家に、元軍人のカーター・グリーン(トーマス・ジェーン)は住んでいた。 かつては妻・マーラ(ジョアンナ・ダグラス)と息子・サミュエル(J.J. Dimichele )、の3人暮らしだったが、サムが7歳で亡くなってから、妻も家を出ていき、今ではカーターが独りで暮らしていた。 彼は家で、毎日抜け殻のように過ごしていた。
イザベル・モーガン(エラ・バレンタイン)は叔母の元カレのロジャー(ジョン・テンチ)に連れられて、両親の墓参りに出かけていた。 ロジャーは車道の車の脇で待ち、イザベルだけお墓に向かう。
イザベルの両親は交通事故で亡くなっていた。 イザベルは生まれた時に小さかったので、父親から 「バード」 と呼ばれていた。 彼女はメガネをかけた少女で、カメラを肌身離さず持ち歩いていた。 首から提げた一眼レフのフィルム式のカメラで撮影していると、その間だけ安心できるのだった。
墓地では、クレイトンという人物のお葬式をしていた。 神父と、クレイトンの両親とおぼしき男女2人がお墓の前で祈りを捧げている。
バードは両親の墓前に花を手向けながら、お葬式の様子を見ていた。 するとその神父と参列者の夫婦が、バードの目の前で殺される。 狙撃したのは黒いマスクをかぶった男だった。
おどろいたバードは墓の陰に身をひそめた。 マスクをかぶった男はクレイトンの墓の近くまで来ると、2人が死んでいるのを確認して、マスクを取る。 バードは男(ローレンス・フィッシュバーン)の顔をカメラで撮影した。
その男はセイドという中年男性だった。 神父と両親の遺体と、彼らを撃った武器を墓の棺の上に入れると、無造作に土をかぶせる。 そこへ、帰りが遅いのを気にしたロジャーが、バードを探しにやってきた。 バードはロジャーを制止しようとするが、ロジャーはセイドに声をかけ、射殺されてしまう。 同時に、バードの存在もセイドに知れてしまい、顔を見られたセイドは、少女を始末するためにあとを追うのだった。
走って逃げたバードは、カーターの家に駆け込む。 玄関でぼんやりと亡くした息子・サムのことを考えているカーターに助けを乞う。 追ってきたセイドが銃撃し、カーターは右足首付近を負傷してしまう。 カーターは家にあった猟銃ですかさず応戦し、セイドは脇腹を負傷する。
カーターはバードを連れて2階へ逃げ、セイドは家の1階に入り込む。 そのまま、両すくみの膠着状態に陥るのだった・・・

男とローレンスが殺し屋に、行き詰る展開の作品で した。
監督はアダム・アレッカ、監督は初めてのようですが、脚本参加で 「セル」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14754140.html があります。
主演はトーマス・ジェーン、「ソムニア -悪夢の少年-」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/15265940.html でマーク役でしたね。
そしてエラ・バレンタイン、「赤毛のアン」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14913178.html で主人公のアン役をしていましたね。

物語は、ほぼ3人のシチュエーションでこの後展開していきます。 殺しの現場を見ただけでなく、彼の素顔を撮ってしまったバードが狙われます。 しかしなぜか一発でしとめるはずの殺し屋は、彼女を逃してしまいます。 そこで逃げ込んだのがカーターの家でした。
生きる望みも失ったカーターでしたが、この恐ろしいシチュエーションで、何か生きている感覚を取り戻していくんですね。 でも弾が・・・
なかなか面白い行き詰る作品です。

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殺しをした後マスクを取る

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遺体と銃を処分した時

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彼女が目撃し、写真に撮る

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もちろん男に追われ、カーターの家に逃げ込む

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そして膠着状態になるが

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訪ねてきた元妻が人質に

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