anttiorbの映画、映像の世界

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スライディング・ドア

1998年作品、ピーター・ハウイット監督、グウィネス・パルトロー主演。

同棲中の恋人は作家志望のジェリー(ジョン・リンチ)。 彼を彼女は養っている。 彼女・ヘレン(グウィネス・パルトロー)は広告代理店の管理職だった。 というのは今日解雇されたしまったのだった。
ただ一人の女性管理職でちょっとうとまれていたのだ。 荷物を整理してエレベーターに乗る時イヤリングを落としてしまった。 隣の男・ジェームズ(ジョン・ハンナ)が拾ってくれた。 軽くお礼を言い彼女は家に帰ろうと地下鉄に乗ろうとする。
ここでストーリーは2つにわかれる。
階段を下りてきた女の子を避けようとして乗り遅れるストーリー(第1)と女の子を父親がどかしてヘレンが何とか地下鉄に乗れるストーリー(第2)。 
いずれにしてもジェリーは前の彼女と浮気をしている。 リディア(ジーン・トリプルホーン)はジェリーを残し勝手にアメリカに行ってしまったが、この前帰ってきてまた強引によりを戻そうとしているのだった。
ジェリーは優柔不断でそちらのストーリーでもリディアは存在するのだった。
第1はあきらめてタクシーに乗ろうとすると、ひったくりに合い怪我をする。 病院に行って手当てを受けた後、家に帰るとジェリーは浮気の直後でリディアは帰った後。ヘレンの傷を心配し、会社を首になったことの憂さをはらすため二人で飲みに出かける。
第2は運良く乗れた地下鉄の中で、ジェームズと再会する。 始めは鬱陶しく思っていたが、だんだん彼の人柄に触れていく。 家に帰るとジェリーはリディアとことの真っ最中。 ヘレンは親友のアンナ(ザーラ・ターナー)のところに行き、今までのことをぶちまける。 そして酒場でジェームズとまた再開するのだった。
ジェームズは友達のラッセル(ダグラス・マクフェラン)と飲んでいたが、彼女たちをやさしく家まで送ってくれる。 はたしてヘレンはどちらのストーリーが幸せを掴めるのか…

ピーター・ハウイット監督は以前 「サベイランス -監視-」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/3154086.html で書きましたが、ファンタジーというよりももしもあの時こうであったら・・という誰しも考えることを並立で同じ時間軸で追っていくラブストーリーです。
二つのストーリーが繋がるのかな?と思いそうですが、あくまでも二つは別次元での話です。 でもほんのわずかな分岐点がこんなに違いを引き起こすとはって感じですね。
ラストはこれからの人生を上手く生きてください、と言いたくなる感じですが、グウィネス・パルトローの透明感がちょっと爽やかな作品でした。

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会社を解雇されたヘレン

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浮気をしているジェリー

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ここが分岐点

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ジェームズが近しい存在に?

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幸せを掴めるか

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