イギリス、ロンドン。 軍の諜報機関の将校キャサリン・パウエル大佐（ヘレン・ミレン）は、国防相のフランク・ベンソン中将（アーロン・ポール）と協力して、アメリカ軍の最新鋭のドローン偵察機を使い、英米合同テロリスト捕獲作戦を指揮している。 しかしここにきて動きが急になっていて、潜入捜査官が殺されたという一報が入る。
上空6000メートルを飛んでいる空の目であるリーパー無人航空機が、ケニア・ナイロビの隠れ家に潜んでいるアル・シャバブの凶悪なテロリストたちをつきとめる。 その一人はイギリス人でありながら、テロリストとなった女性・スーザン・ヘレン・ダンフォードの動きが重要で、リーパーは彼女の動きを絶えず追っていた。
上空6000メートルを飛んでいる空の目であるリーパー無人航空機が、ケニア・ナイロビの隠れ家に潜んでいるアル・シャバブの凶悪なテロリストたちをつきとめる。 その一人はイギリス人でありながら、テロリストとなった女性・スーザン・ヘレン・ダンフォードの動きが重要で、リーパーは彼女の動きを絶えず追っていた。
直ちに現地の諜報員・ジャマ・ファラ（バーカッド・アブディ）に現場に向かわせ、小鳥に似せたカメラで潜入させるのだった。 そこでは新たな自爆テロの準備がされていた。
今まで捕獲に向けた作戦を展開していたイギリス軍だったが、このままでは多くの犠牲者が出てしまう事から、キャサリンは直ちにダンフォード達の殺害を進言する。
しかし、仮にもイギリス国籍の女性がいること、捕獲から殺害への作戦変更に対し、政治家たちは難色を示すのだった。 そしてとうとう彼らはジェームズ・ウィレット外相（イアン・グレン）に指示を仰ぐのだった。
外遊先で体調不良を起こしたジェームズだが、状況が悪化しそうな際は、米国との了解事項だという事で、ドローンによる攻撃が決定される
アメリカ、ネバダ州。 米軍基地では、新人のドローン・パイロットのスティーブ・ワッツ（アーロン・ポール）が、パウエル大佐からの指令を受け、強力なヘルファイアミサイルの発射準備に入る。
アメリカ、ネバダ州。 米軍基地では、新人のドローン・パイロットのスティーブ・ワッツ（アーロン・ポール）が、パウエル大佐からの指令を受け、強力なヘルファイアミサイルの発射準備に入る。
しかしテロリストたちのアジトの横で、パン作りに励んでいる親子がいた。 その娘・アリア（アイシャ・タコー）が焼きあがったパンを売りに来たのが、テロリストたちの部屋のすぐわきの道だった。
ワッツは寸前でボタンから手を放し再度指示を仰ぐ決断を大佐に進言するのだった…
これはシビアなお話でした。 都内で先行公開が始まっていましたが、さすがにぎっしり満員でした。
監督は出演もしているギャビン・フッド、「ウルヴァリン: X-MEN ZERO」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10228542.html 「エンダーのゲーム 」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12246731.html を撮っています。
主演はやはり苦悩するヘレン・ミレンですね。 そしてアラン・リックマンの姿が見える最後の作品となっています。 声の出演では「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14270856.html が一応遺作となっていますが。
物語は、この少女を巡ったやりとりが緊迫感を持って展開されていきます。 政治家の立場、軍の立ち位置、そして尊い人命、このあたりのバランスが刻一刻と変わっていくんですね。
できれば民間人の被害は最小限にしたい、しかしこのまま見過ごせば、自爆テロによってよって多くの人命が失われてしまう。 部屋の中では着々と爆薬が、実行者の体に付けられていく、これはなんとも凄まじいですね。
今は本当にまったく別の時点からピンポイントで攻撃ができるんですね。 それも本当に恐ろしい。 しかしだから情報戦がすべてを決するんですね。 何とか、娘の命を救うために、いろんな人間が考え奔走します。
重要な役でバーカッド・アブディが出演しています。 彼は 「キャプテン・フィリップス」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/10704020.html で、ムセというテロリストを演じていますが、今作では一転かっこいい役でしたね。 さらには 「ブレードランナー」 の続編にも出演するそうです。
あと、このイギリス人女性のテロリストはモデルがいるんですね。
