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病院で病人を見舞っている神父・サンヒョン（ソン・ガンホ）。 その病人の様態が急変する。 サンヒョンがちょっと病室を出ていた時だった。 心臓マッサージをするのだが…
彼はある研究所に志願していくと言い出す。 「バジラの呪い」 と言われる罹ったら間違いなく死んでしまうという死の病のワクチン開発の実験体になるため、彼はアフリカに行く。
この病はアフリカ人はかからない。 白人と、アジア人の独身男性のみ感染しているという病気だった。 実験の過程に彼は発病してしまい一度は死んでしまうが彼は奇跡的に復活してしまう。
そして彼は奇跡の神父様と言うことで、今迄と一変した人生を送ることになるのだった。
ただ境遇は変わっただけではなかった。 彼はだんだん自分の体が変わっていくのを感じていた。
ある中年の女がサンヒョンの評判を聞き祈ってほしいと言ってきた。 実はその家族は幼馴染だった。 イ・ガンウ（シン・ハギュン）が入院している病室に行くと、母親のラ夫人（キム・ヘスク）が祈るように懇願している横に何故かちょっと影のある女がいた。
彼女はテジュ（キム・オクビン）といい孤児で拾われてきて、この家の雑用兼妻？（奴隷に近い）だった。 ガンウの病はよくなり、彼の家にサンヒョンは足繁く通うようになる。 このあたりから体の異変を強く感じるようになると同時に、テジュのことを意識するようになっていくサンヒョンだった。 日に当たると体がおかしくなるのだった。 そして血が欲しくなるのだ。 そう彼はバンパイアになってしまったのだった・・・
私はあまり韓国映画（まあアジア全般）は見ないんですが、ちょっとホラーっぽいので見てみました。 一応ジャンルとしては猟奇ホラーですが、サンヒョン神父が基本的に慈愛に満ちているので、その分薄まって、人間の愛憎劇になっています。
また亡霊シーンがちょっと滑稽に見えてしまうんですね。 ただ日本映画にはない大胆なつくり、演技は韓国映画の特徴ですかね。
意外と心理描写が多かったのが印象に残りました。
ラストは悲しい結末なんですが、これはこうなるしかないという説得力があり内容的には充分ですね。
133分という尺が少し長く、もう少し縮めたらもっと良かったのではと思えました。 私はあまり韓国の役者に詳しくないのでよくわかりませんが、テジュ役のキム・オクビンは綺麗で好演技でしたね。 日本の作品にも出てほしい女優さんでした。
 奴隷のように扱われていたテジュ
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