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サブウェイ123 激突


地下鉄運行指令室のガーバー(デンゼル・ワシントン)は、何時もの通りの仕事についている。 いや、心なしかあまり気乗りがしない、妙にやる気を感じない仕事ぶりだった。
ここでの仕事は、地下鉄が通常通り動いているかのチェックの仕事だった。 しかし、ある列車に、数人の不審な輩が近づいていた。 そして午後2時ちょっと前、サングラスの男が、運転手に暴行を加え、地下鉄を乗っ取った。
そして午後2時00分、ニューヨーク地下鉄運行指令室のガーバーは、ペラム発1時23分の列車が緊急停車しているのに気づくのだった。 そして地下鉄はすぐに先頭車両が切り離される。 後ろの車両の乗客は、女性の誘導の元、駅まで非難を完了し、止まっていたのは、切り離された先頭車両だけだった。
胸騒ぎを覚えたガーバーは、停車した直後から、無線で列車にコンタクトを取る。 しかし一向に運転士の同期の男・ジェリー・ポラード (ゲイリー・バサラバ)は返事をしない、いやできないのだった。
それはある男に銃を突きつけられているからだった。
そして回答してきたのは、ライダーと名乗る男(ジョン・トラヴォルタ)だった。 ライダーは車両に乗っていた19人を人質として、地下鉄をジャックしていた。 ライダーは人質の解放の条件として、59分以内に1000万ドルの身代金を用意するよう要求する。
しかも、身代金を用意するのはニューヨーク市長(ジェームズ・ガンドルフィーニ)、交渉相手にはガーバーを指名する。
直ちに市職員が移動中の市長を捕まえ、さらにNYPDのカモネッティ警部補(ジョン・タトゥーロ)も駆けつけてくる。 ガーバーはここで交渉役を降りることができ、ここからカモネッティが交渉役に代わった途端、ライダーは態度を硬化する。 運転手を殺し、1分以内にガーバーが戻らないと一人ずつ殺していくと言う。
慌てて帰る途中のガーバーを引き戻し、また交渉役に据える。 しかし地下鉄のことを熟知しているガーバーは、犯人が逃げ切ることは不可能だと確信する。 だが、ライダーは、圧倒的な自信で要求を重ねていくのだった…

今作は、リメイクという事なんですね。 映画として 「サブウェイ・パニック」(1974年版) さらにテレビ作品としても作られています。
監督は今は亡きトニー・スコット、こういうアクションはさすがですね。 亡くなったのが惜しまれます。 特に後年はデンゼル・ワシントンと組んだ作品が多く、彼の画き方がとても味があり上手い。 さらに今回は名優・ジョン・トラボルタとのコンビですね。 まあこの二人の絡みだったら安心の作品になります。
さらにNYPDの警部補役で、ジョン・タトゥーロ、市長役でもジェームズ・ギャンドルフィーニ、彼は51歳で急逝されていますが。
物語は、なぜかやる気のない感じのデンゼル演じるガーバーのシーンから始まります。 そして不可解な人物たち。
あちらの地下鉄、鉄道は発車時間で名づけられているんでしょうかね? “「ペラム123号」” はペラム駅を1時23分に発車するという事らしいです。
この作品の上手さは、1車両を残して他は解放するんですね。 19人の人質、程よい人数にしてそこから交渉していく、時間も59分、現金を用意できるぎりぎりの時間、犯人の頭の良さ が現れて行きます。
ただ脱出はどうするのか? そこが一番大きな見せ場で、閉鎖空間からの逃亡劇は、あと一歩まで迫ってきます。
終わり方にもう一工夫あったらなおよかった、サスペンス作品でした。

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運行チェックをしているガーバー

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サングラスの男が地下鉄をジャック

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運転士と先頭車両の乗客を人質

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NYPDが駆けつけ

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市長もやってくる

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