ある男がマークされている。 マークしているのはどうやらFBIらしい。 男をまず絞り、似たような男を排除しながら、男の行動を逐一大がかりな人数をかけて追っている。
一方ニュー・オリンズ市警に勤務するダニー・フィッシャー(ジョン・シナ)刑事は夜勤のために家を出た。 恋人で同棲中のモリー(アシュレイ・スコット)を家に残し、相棒のハンク(ブライアン・J・ホワイト)と軽い会話を交わしながら車でパトロールに出た。一方FBIの指揮をとっているのは長いこと凶悪犯のマイルズ・ジャクソン(エイダン・ギレン)を追っているジョージ・エイキン(スティーヴ・ハリス)。 今回は強引な手を打っている。
マイルズの弟と、仲間を買収しどうにか尻尾を掴もうとしていたのだ。 しかししたたかなマイルズはそれを読んでいて、裏切った者たちをいとも簡単に殺し、恋人のエリカ(テイラー・コール)と逃走を図った。 通報を受け応援に回ったダニーとハンクは途中二人らしき車を見つけ職質をする。
上手くかわされそうになるが、ダニーが気づきここから打ち合いの末、ダニーは尻を撃たれたハンクを置いて、走りまくって二人を追う。 海岸沿いの入り組んだ地形が幸いし何とか二人を追い詰め、上手くフェリーをぶつけ車を止める。
なおも逃げようとするテイラーだったがその瞬間車に引かれ即死してしまう。 マイルズは「 お前の名前は!」 とダニーに叫ぶ。 名札を素早く読み取りダニーに 「忘れないぞ!」 と言い残し彼は逮捕される。
そして1年後、ダニーはマイルズの強烈な復讐の12ラウンドを仕掛けられるのだった・・・
主演のジョン・シナ(シーナ?)はプロレスラーですね。 レスラー上がりの俳優は、古くはジェシー・ベンチェラ、もっと古くはハロルド坂田(007の帽子の男ってわかりますか?)、最近大成功したのはロック様のドウェイン・ジョンソンですね。
もうジョンソンは主役級の俳優となり、「スコーピオン・キング」をはじめとして何本か主役を張っていますね。
今回のシーナは顔はいいですね。 演技もそこそこです。 ただ悪役のエイダン・ギレンがなかなかどうして嫌な役がはまっています。
ただこの映画の評価が低いのは、どうやらほかの大ヒット映画のいろいろな部分を拝借しているからですね。 見ていただけるとわかりますが、この設定はどこかで…?、というシーンが満載で、それを12ラウンド見るというギッシリ感です。
まあ製作がWWEフィルムというWWEというプロレス団体が母体の会社ですから、何でもありの発想はそれはそれで良しとしなければならないところを、どうか理解していただきたいですね。
ただちょっと12ラウンドは長いかもしれませんね。 プロレスはラウンド制ではないんですが・・
パトロールのダニーとハンク
犯人逮捕のお手柄を立てたが
1年後復讐を受け始める
そしてダニーは犯人を追う
狡猾なマイルズ