2015年作品、ヨルゴス・ランティモス監督、コリン・ファレル レイチェル・ワイズ ジェシカ・バーデン オリヴィア・コールマン アシュレー・ジェンセン ジョン・C・ライリー レア・セドゥ マイケル・スマイリー ベン・ウィショー アリアン・ラベド ロジャー・アシュトン=グリフィス出演。
家庭を持ち、子孫を残すことが義務付けられた近未来。 妻に捨てられてしまった男デイヴィッド(コリン・ファレル)は街のルールに従い、はずれにあるホテルへと送られる。 そこでは45日以内に自分の配偶者となる人を見つけなければならず、見つけられなかった場合は動物に姿を変えられてしまうという運命が待っていた。
ホテルの支配人(オリヴィア・コールマン)に、「なりたい動物」を聞かれたデイヴィッドは、ロブスターと応える。 デイヴィッドは他の参加者と共に配偶者となる人を見つけようとするがうまくいかず、独身者の暮らす森へと逃げ込む。 森では独身者のリーダー(レア・セドゥ)が決めた「恋愛禁止」のルールがあったが、彼はそれを破り、独身者の一人である"近眼の女"(レイチェル・ワイズ)と恋に落ちてしまう。
監督はヨルゴス・ランティモス、「憐れみの3章」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/10/04/060000 他、多くの記事のある監督です。
コリン・ファレルは、「イニシェリン島の精霊」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/02/02/060000 に出演です。
レイチェル・ワイズは、「ブラック・ウィドウ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/07/19/060000 に出演でした。
この監督の作品は結構グサっとくる作品が多いですね。 だからこそ見応えがあるんですが、見終わった後ぐったりするのもこの監督ならではでは。
今作は、近未来どんどん少子化が世界的に進み、また森の住民はその反動的になった集団がいるという、そんな世界のようですね。 幸せなカップルでないと市民権がない、動物が出てくる森が舞台となっているのは、その動物は過去に人間だったということなんでしょう。 それを捉えて食することが、なんか皮肉ですね。