2023年作品、マーク・フォースター監督、アリエラ・グレイザー オーランド・シュワート ブライス・ガイザー ジリアン・アンダーソン ヘレン・ミレン オリヴィア・ロス ネイディーン・レオン・ゴベット出演。
いじめによって学校を退学処分になったジュリアン(ブライス・ガイザー)のもとに祖母のサラ(ヘレン・ミレン)が訪ねてくる。 孫の行く先を心配したサラは、自身の少女時代(アリエラ・グレイザー)を語り始める。 学校に押し寄せたナチスによってユダヤ人生徒が連行されるなか、同じクラスのジュリアン(オーランド・シュワート)に助けられたサラ。 クラスでいじめられていたジュリアンに関心を払わなかったサラを、ジュリアンとその両親は命懸けで守ってくれる。 2人が絆を深めていくなか、終戦が近いというニュースが舞い込む。
監督はマーク・フォスター、「オットーという男」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/03/14/060000 が近作です。
アリエラ・グレイザーは、初めての若い女優さんでした。
そしてジュリアン・“トゥルトー”・ボーミエ役はオーランド・シュワート、彼も私は初めてでした。
そして今のジュリアン役でブライス・ガイザー、「15時17分、パリ行き」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15413944 に出演でした。
ヘレン・ミレンは、「ワイルド・スピード/ファイヤーブースト」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/05/25/060000 に出演でした。
これはいい作品でした。 そして戦争の辛い部分、もう2度とあんなことは起こしてはいけないという戒めのような作品でした。
ユダヤ人差別、そして虐殺の作品は多いんですが、たった一人で逃亡し、それを匿ってくれたクラスの男子、彼はポリオで片足が不自由なんですが、すごく男気のあるかっこいい少年でした。
彼女は他の生徒のように露骨にバカにしてはいませんでしたが、それでも距離を置いていました。 そんな彼女を匿って、それも1年以上、終戦間際まで必死に守っていましたし、ジュリアンの両親も本当に温かく彼女を励まして応援していました。
ユダヤ人はどうして迫害を受けたのか? ナチスによってあそこまで根絶されようとしたのは何故なのか? 見ながらそういう疑問が湧いてきました。