anttiorbの映画、映像の世界

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はじまりの日

2024年作品、日比遊一監督、中村耕一 遥海 高岡早紀 山口智充 岡崎紗絵 羽場裕一 尚玄 鈴木美羽 宍倉秀磨 秋野暢子 麿赤兒 竹中直人出演。

かつてロックスターとして一世を風靡した「男」(中村耕一)。 ある事件がきっかけで、音楽を封印し、ビルの清掃会社で働きながら質素に暮らしている。 仕事場とアパートを往復し、生きる意味を問う事すらしない男の日々。 かつて男のファンだった同僚の寺田(山口智充)が唯一心ゆるせる相手だ。

男の隣人は会社の同僚の「女」(遥海)だった。 夜な夜な女と母親(高岡早紀)の激しいやり取りが男の部屋に響き渡ってくる。

ある日、公園で一人口ずさむ女の歌声に大きく心を揺さぶられる男。 それをきっかけに男の日々は、ゆっくりと動き出す。 男は、女の才能を確信し、昔の同僚である音楽プロデューサーの矢吹(竹中直人)にその歌を聴くよう頭を下げる。 矢吹に断られながらも通い詰める男。 女の可能性を信じたアシスタント望月(岡崎紗絵)のサポートもあり、女は次第にチャンスを掴んでいく。 そして男もまた自分の歌が、他人の心に灯をともすことに気づかされる出来事が…

監督は日比遊一、「エリカ38」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15980450 を記事にしています。
中村耕一は、もちろん演技は初めてです。
遥海は、映画初出演のようです。
高岡早紀は、「クレイジークルーズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/12/01/060000 に出演でした。

見ていてこれは?・・・と思いましたね。 主人公の男、名前は出ませんでしたが、演じているのはまさしくJーWALKのボーカルの中村耕一で、設定も事実に即した感じの展開でした。
自伝的な作品とまではいきませんが、懲役2年、執行猶予4年は、まさに彼に下された判決そのものでした。
そしてシンガーソングライターの遥海は初めて姿を見ました。 めちゃくちゃうまいボーカリストであり、これはお宝的なシンガーですね。 正直、口パクなのでは? と疑ってしまうほどの上手さ、素晴らしさ、彼女は日本なんて狭いところではなく世界で活躍できる歌唱力と語学力じゃあないでしょうかね?


映画としては半ばミュージカルで、主役の二人はほとんど演技はないに等しいですが、物語と音楽で圧倒されます。 そしてラストの二人のシーンはあれでいい!