2024年作品、黒沢清監督、吉岡睦雄 小日向星一 天野はな 安井順平 関幸治 ぎぃ子 川添野愛 石毛宏樹 田畑智子 渡辺いっけい出演。
料理教室の講師として働いている松岡卓司(吉岡睦雄)。 ある日、レッスン中に生徒の田代一郎(小日向星一)が「チャイムのような音で、誰かがメッセージを送ってきている」と、不思議なことを言い出す。 事務員の間でも、田代は少し変わっていると言われていたが、松岡は気にすることなく接していた。
しかし別の日の教室で、田代が今度は「僕の脳の半分は入れ替えられて、機械なんです」と言い出し、それを証明するために驚くべき行動に出る。
田代の一件後のある日、松岡は若い女性の生徒・菱田明美(天野はな)を教えていた。淡々とレッスンを続ける松岡だったが、丸鶏が気持ち悪いと文句を言う明美に、彼は――。 松岡の身にいったい何が起きたのか。 料理教室で、松岡の自宅で、ありふれた日常に異様な恐怖がうごめき始める。
監督は黒沢清、「蛇の道」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/06/19/060000 のセルフリメイク版が近作となります。
吉岡陸雄は、「湖の女たち」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2024/05/21/060000 に出演でした。
田畑智子は、「君は放課後インソムニア」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/06/28/060000 に出演でした。
渡辺いっけいは、「シャイロックの子供たち」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/02/20/060000 に出演でした。
黒沢清監督らしい中編の作品ですね。 人間が壊れていく、何かがおかしい、狂い始めている、原因はわからないままになっていますが、そこにそこ知れぬ怖さがありますね。
主人公の料理教室の講師の松岡は、自分本位で多少変わっていますが、出世欲は人一倍強く、自分のペースを乱されるのを極端に嫌う傾向がるようですが、それが狂ってしまっただけではない感じです。 家族も何かがおかしいですね。












