anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

九十歳。何がめでたい

2024年作品、前田哲監督、草笛光子 唐沢寿明 藤間爽子 木村多江 真矢ミキ 中島瑠菜 片岡千之助 宮野真守 オダギリジョー 清水ミチコ LiLiCo 石田ひかり 三谷幸喜出演。

これまで数々の⽂学賞を受賞してきた作家の佐藤愛⼦(草笛光子)は、90歳を過ぎ断筆をして⼈付き合いも減り、鬱々と過ごしていた。 愛子のもとに、中年の編集者である吉川(唐沢寿明)がエッセイの執筆依頼を持ち込む。 ヤケクソで連載を始めると、生きづらい世の中への怒りを⾚裸々に綴った内容は意図せず大反響を呼び、愛⼦の⼈⽣は90歳にして⼤きく変わり始める。

監督は前田哲、「大名倒産」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/06/27/060000 が前作でした。
主演は劇中の主人公と一緒で90歳を迎えた草笛光子、「老後の資金がありません!」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/11/11/060000 に出演でした。
唐沢寿明は、「ラストコップ THE MOVIE」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14906202 に出演でした。

原作は作家の佐藤愛子のエッセイですが、結構忠実に映画化をしていると思われ、それとともに、草笛光子が90歳になっての記念作品という側面もある感じですね。
原作エッセイを読んでいませんが、これは読みたくなる映画化ですね。 自分は佐藤愛子先生にまだまだ足元にも及ばない小僧ですが、多少はわかる部分もあるだろうと思われます。
そして作家・佐藤愛子と、もう一人の主人公、編集者の吉川の物語でもありましたね。こっちは結構シビアな昭和の戦士という感じでしたが、今の世の中には適合しづらい人間であり、こっちの気持ちもよくわかります。
100歳を迎えた佐藤愛子先生、そしてこの続編なんかも草笛光子さんに演じてもらえたら、そんな気持ちも芽生える作品ですね。