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コットンテール

2024年作品、パトリック・ディキンソン監督、リリー・フランキー 錦戸亮 木村多江 高梨臨 イーファ・ハインズ キアラン・ハインズ出演。

妻の明子(木村多江)を亡くした兼三郎(リリー・フランキー)は、彼女の葬式で疎遠になっていた一人息子の慧:トシ(錦戸亮)と久しぶりに再会する。 明子の遺言状には、夫婦で行きたいと思っていた、子供の頃に愛した『ピーターラビット』の発祥地で、イギリス北部の湖水地方にあるウィンダミア湖に散骨してほしいというという内容が書かれていた。
明子の願いを叶えるべく、兼三郎は慧と彼の妻・さつき(高梨臨)、孫のエミと共にイギリスに向かうが、心を開き合えないでいた兼三郎と慧は言い争いとなり、 兼三郎は何も言わずに一人で湖に向かうが、道に迷ってしまい、途方に暮れる。
ある農場にたどり着いた兼三郎は、そこの主ジョン(キアラン・ハインズ)と娘メアリー(イーファ・ハインズ)の世話になることに。 兼三郎はそこで過ごすうちに次第に心が安らいでいき、後を追ってやってきた慧との関係にも変化が起きる。

監督はパトリック・ディキンソン、初監督作品ですね。
主演はリリーフランキー、「アンダーカレント」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/10/09/060000 に出演でした。
錦戸亮は、「羊の木」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15377776 に出演でした。

典型的な昭和のお父さん? 恋愛結婚で結婚した夫婦のようですが、途中から夫婦の会話も、息子との会話もなくなっていく、でもそれが普通の感じだったんでしょうね。
でも妻が若年生痴呆症に、これはきついですね。 若くしての発症は、ただ痴呆になっていくだけではないようで、体もどんどん支障が出ていくということのようです。 男が妻の下の世話までしていくのは正直、無理なんでしょう。 責任感から必死にやっている姿は痛々しいですが、やはり早く施設に入れてあげたほうが共倒れにならない気もしますが。
ハインズ父娘がいい味を出していました。 娘のイーファの役どころがまたよかったです。