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セイント・オブ・セカンドチャンス ベック家の流儀

2023年作品、ジェフ・マルムバーグ モーガン・ネヴィル監督、マイク・ヴェック チャーリー・デイ ダリル・ストロベリー出演、ジェフ・ダニエルズ:ナレーション。

マイク・ベックの父ビル・ベックは、アメリカ野球殿堂入りを果たした球団オーナー。球場に景品やテーマナイト、花火といった楽しい企画を取り入れたことで、ベック家の名はプロ野球界に伝説と同時に悪名を残すことになる。 1979年7月に企画されたディスコ・デモリッション・ナイトは、観客の騒ぎを引き起こし、ダブルヘッダー第2試合が放棄試合になるという汚点を残す。 大好きだった野球から追放された若き日のマイクは、その後数十年をかけて汚名返上を決意する。 そしてそれは、家族と向き合う旅の始まりとなった。

監督はジェフ・マルムバーグとモーガン・ネヴィル、監督作を見るのは初めてですね。


町山氏が推薦していたドキュメンタリー作品で、アメリカでは企業よりも、お金持ちや事業家は球団を持つというパターンがありますし、それはサッカーチームでもそうですね。
NPBでは企業が持つのが当然で、今こそ地域密着の精神が全面に打ち出されていますが、元々は企業のCM的なことで球団を持つというのが日本では当たり前で、赤字でも広告費として処理をしていたなんて言われています。
今作の主人公・マイク・ベックは、父のビル・ベックから受け継がれている、根っからの球団経営の専門家でしたね。 もちろんスポンサードもあるんでしょうけど、異論ないディアを出し、ファンがそれを支持するということで、地元にどんどん馴染んでいく。 “おらが町の球団“という地元と密接に結びつくということですね。 いろんな失敗もありますが、やっと復帰したマイク、しかしそこから大きなドラマが待っていました。 後半は涙しますよ。