2023年作品、塩田明彦監督、内野聖陽 北香那 柄本佑 白川和子 安達祐実出演。
妻に先立たれた高名な春画研究家の芳賀一郎・通称:春画先生(内野聖陽)は、世捨て人のように一人研究に没頭している。 代わり映えのしない日々を送る春野弓子(北香那)は、そんな芳賀と出会ったことで春画の持つ魅力に心を奪われていくと同時に、彼に恋心を募らせていく。 そこに芳賀が執筆する「春画大全」の完成に熱中する編集者の辻村(柄本佑)や、芳賀の亡き妻の姉・一葉(安達祐実)が現れたことで大きな波乱が巻き起こる。
監督は塩田明彦、「さよならくちびる」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15969246 を記事にしています。
主演は内野聖陽、「鋼の錬金術師 完結編 最後の錬成」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/06/28/060000 に出演でした。
弓子役は北香那、「バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/04/19/060000 に出演でした。
双子の役で安達祐実、「アイスクリームフィーバー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/07/23/060000 に出演でした。
“春画“というものは、なかなかまじまじと見たことはありませんし、オーソドックスには展示されていないものですが、名だたる日本画の巨匠も書いているようなんですね。今作中では、半ばマニアの方達がひっそりと見るという部分もありますが、劇中先生が“本来は笑い画“ということで、見て笑うもの、ただそれ以上に書かれた当時の時代背景がよく描かれ、さらに登場人物の心情までも読み取れる、中かな奥深いものだということがわかります。 見る機会があればじっくりと見たくなる作品でした。