anttiorbの映画、映像の世界

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クリスマス・キャロル 1938年版

1938年作品、エドウィン・L・マリン監督、レジナルド・オーウェン ジーン・ロックハート テリー・キルバム キャスリーン・ロックハート出演。

エベネーザ・スクルージ(レジナルド・オーウェン)という初老の商人で、冷酷無慈悲、エゴイスト、守銭奴、人間の心の暖かみや愛情などとはまったく無縁の日々を送っている人物である。 ロンドンの下町近くにスクルージ&マーレイ商会という事務所を構え、薄給で書記のボブ・クラチット(ジーン・ロックハート)を雇用し、血も涙もない、強欲で、金儲け一筋の商売を続け、隣人からも、取引相手の商人たちからも蛇蝎のごとく嫌われている。 7年前の共同経営者であるジェイコブ・マーレイ(レオ・G・キャロル)の葬儀においても、彼への布施を渋り、またまぶたの上に置かれた冥銭を持ち去るほどであった。
明日はクリスマスという夜。 拝金主義者の彼にとって一銭にもならないイベントのクリスマスは周囲が無駄に散財しながら浮かれているのを不愉快に眺める日々だった。 クリスマスに恵まれない人々への寄付を募りに来た紳士たちを「恵まれない奴らに、牢屋や救貧院はないのか」「余分な人口が減って丁度いい」と冷淡に追い返し、クリスマスパーティに叔父の自分を誘いに来たフレッド(バリー・マッケイ)も追い出し、クリスマスだからと仕事の早上がりを懇願したボブにその分明日早く出勤しろと妥協しながら事務所を閉めたあと自宅に戻ったスクルージは、7年前に亡くなったマーレイ老人の亡霊の訪問を受ける。

何度も映画化されているこの作品、私は初めて見るということで、この38年版を選びました。
英国の文豪チャールズ・ディケンズの中編小説ですが、非常にわかりやすい作りになっているとともに、ジェイコブの幽霊がまず現れ、そしてその後に3人のゴーストが、過去、現在、未来を見せていくんですね。
ある程度はっきりと単純明快なんですが、でもクリスマスならではのハッピーさが最後のやってくる良い作品ですね。
来年以降には別バージョンも見ようかと思えます。