anttiorbの映画、映像の世界

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ファイアー・オブ・ラブ 火山に人生を捧げた夫婦

2022年作品、サラ・ドーサ監督、カティア・クラフト モーリス・クラフト出演。

本作は世界中の火山を渡り歩き、噴火活動の映像や写真を記録したフランス人火山学者、モーリスとカティアのクラフト夫妻のドキュメンタリー。 火口ぎりぎりまで接近し、噴火の瞬間の映像を捉えることから「不死身の火山学者」「火山の悪魔」として知られていた。 1991年6月3日の長崎・雲仙普賢岳の大火砕流で命を落とし、その模様はNHKがフランスと国際共同制作したドキュメンタリードラマ「カティアとモーリス ~雲仙・普賢岳に挑んだ夫婦」でも描かれている。

監督はサラ・ドーサ、作品は2作目のようですね。

今作は貴重で、凄まじいドキュメンタリーですね。 火山学者同士の夫婦のクラフト夫妻。 2人が結婚した時に、子供は作らないということを決めたそうで、それだけいつ命を落とすかわからない、危険な仕事であるとともに、それだけ活火山に近づいて、映像に残し、データを撮るんですね。


面白いのは、火山には種類分けはできないと言い切るカティアのセリフです。 型にはめた時点でそれはもうそこに収まらないパターンが出てきてしまう。 火山はどれもそれぞれ違う、だから火山を間近で見なくてはならないということなんですね。


夫妻が亡くなったのは日本、雲仙・普賢岳の大噴火の時で、この光景は恐ろしいものだったことを私もニュース映像で見ましたが、世界的な火山学者夫妻が亡くなったことは失念していました。