anttiorbの映画、映像の世界

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ターニング・ポイント

2022年作品、リッカルド・アントナロー監督、アンドレア・ラッタンツィ ブランド・パシット マーセロ・フォンテ ルドヴィカ・マルティーノ出演。

現実から目を逸らしながら漫画を描く青年ルドヴィコ(ブランド・パシット)、「お前は掃除も仕事も勉強もしない」と父親に文句を言われながらも、親からの仕送りで一人暮らしをしていた。

家の中にはゴミや物が散乱し、壊れた棚すらもなおすことのできない自堕落な生活を送るルドヴィコはある日、マフィアから大金を盗んで逃亡していたジャック(アンドレア・ラッタンツィ)と出会う。 身を隠すために銃で脅され、無理やり部屋に押し入ってきたジャック。 と、マフィアから大金を盗んだ青年ジャック、周囲はマフィアが声をかけたチンピラに包囲され、身動きのとれないジャックはルドヴィコと共に共同生活を送ることになる。
その頃、大金を盗まれたマリオはマフィアのカイノに詰められそのままブセッティにより銃殺されてしまう。

監督はリッカルド・アントナロー、初めて作品を見る監督です。
イタリアの若い俳優二人が中心に展開していくこの作品、いきなり大金を強奪して逃げていくシーンからは、アクション作品のようですが、ジャックが逃げ込んだ先は、うだつが上がらず、うつ病だと言い閉じこもっていた、実は漫画家を目指していたルドヴィコでした。 正反対の二人が、奇妙な共同生活をしていくなか友情が芽生えていくところは、ちょっとした青春コメディ要素もあります。
しかし、相手は容赦ないマフィアなんですね。
コメディに徹すればハッピーエンドに繋がるんですが、そうはなりませんでしたね。