2017年作品、チャド・スタエルスキ監督、キアヌ・リーヴス主演。
ロシアン・マフィアのボスになったアブラム・タラソフ(ピーター・ストーメア)、部下の奪ってきた車におびえていた。 それは伝説の殺し屋ジョン・ウィック(キアヌ・リーブス)の車だった。 必ず奴は取り返しに来る。
その通り彼はやってきた。 甥のヨセフを殺し、弟のヴィゴ(ミカエル・ニクヴィスト)を返り討ちにしたジョンが現れ、総がかりでジョンに襲い掛かるが、ことごとく殺されていく。 あっという間にアブラムのところに現れたジョンは、壮絶な復讐劇から5日後だった。
彼は再び、武器と弾薬を封印し、引退生活に入った。 いや、入るはずだった。
しかし彼のもとにイタリアン・マフィアのサンティーノ・ダントニオ(リッカルド・スカマルチョ)が現れる。 サンティーノは、彼が引退する時にジョンの仕事の手助けをした貸しがあり、その際の 「誓印」 のメダルを所持しているのだった。 引退をしたい彼はサンティーノの依頼の内容を聞きもせずに断るが、誓印があるので頼みを断ることはできないし、サンティーノの血の印があって初めてジョンは解放されるというのだった。
一旦は帰る素ぶりを見せたサンティーノは、ジョンの家をバズーカで爆破する。 かろうじて生き残ったジョンは、名前の無い老犬を連れある場所に向かうのだった。
サンティーノの怒りを買ったジョン、想い出の詰まった家を破壊されたジョンが向かった先は、コンチネンタル・ホテルだった。 受付にはいつもの通り、コンシェルジェのシャロン(ランス・レディック)が応対してくれ、ウィンストン(イアン・マクシェーン)のところに案内される。 そこでサンティーノに会い、今回の依頼内容を聞くのだった。
それは、ジョンとも旧知の彼の姉・ジアーナ・ダントニオ(クラウディア・ジェリーニ)を殺すことだった。 彼女はイタリア系犯罪組織カモッラのボスであり、世界的犯罪集団を牛耳る12人の主席の内の1人だった。 彼女がいなくなるという事はその座にサンティーノが着くこと、そしてニューヨークで彼はやりたいことができるようになるという事だった。
しかし解放されたいジョンはその依頼を受け、ローマに向かうのだった…
1作目の 「ジョン・ウィック」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/13564132.html を見てから、もうこれはキアヌ・リーブスの新しいはまり役になるべき作品と思いました。
妻を失い、その妻から最後に送られたビーグル犬、彼の人生は終わってしまい、あとは余生を静かに暮らす。 極上の殺し屋稼業から、足を洗ったかに思えた彼は、前作では愛車とその犬を殺されて火がついてしまうんですね。 そのラストからのその後のシーンから始まります。
監督は前作と同じチャド・スタエルスキ、他作品で監督はやってませんが今のところこのシリーズの身のお抱えの監督のようですね(^^) 前作から引き続き、ランス・レディック、イアン・マクシェーン、ジョン・レグイザモがそれぞれの役どころで出演しますが、新しく加わったのがリッカルド・スカマルチョ、クラウディア・ジェリーニの姉弟と、多くの殺し屋の中でコモン、ルビー・ローズが出演して存在感のある役をしています。
コモンの近作は、「スーサイド・スクワッド」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14415761.html ルビー・ローズは 「トリプルX:再起動」 https://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14765851.html でしたね。
物語はこの後、一瞬現役の雰囲気を醸し出すジョンがかっこいいんですね。 世界に名の知れた殺し屋だったことが、どこに行っても彼を知らない人がいないほどの存在感。 みなが 「お帰りなさい」 という感じで敬意を払っているところが凄い。
そして武器と装備を完璧にして仕事を実行していきますが、ここまでが中盤、そして本当の地獄が襲ってきます。 ここから新しいキャラが登場して、彼に絡んでいきますが、最後にもう一つ大きな展開が待っています。
早くも続編製作に動いているこの 「~:チャプター2」、あのラストを見ると、早くその後の展開が見たくなる、悩ましい秀作ですね(^^)
ロシアンマフィアに単身乗り込むジョン
愛車を返してもらうため
ボロボロになり修理を依頼する
しかしその後自宅を爆破され
彼が出迎えてくれる
そして仕事を請けローマに