anttiorbの映画、映像の世界

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キラー・セラピー

2019年作品、バリー・ジェイ監督、エリザベス・キーナー、トム・マシューズ、マイケル・ケリキ、ジョナサン・タイソール出演。

その日はラングストン家が、孤児のオーブリー (Ivy George)を養女に迎える日。自転車を組み立てる母デビー(エリザベス・キーナー)に、息子のブライアン(ジョナサン・タイソール)は態度を露わにして不満を漏らす。
オーブリーには家庭が必要だとなだめても、少年は納得しません。父・ジョン(トム・マシューズ) は自分より養女を愛するのでは、と不安を口にするブライアン。 そんな息子をデビーは優しく、あなたは私の小さく善良なモンスターと呼び、妹を好きになるよう努力してと言い聞かせた。 ジョンが幼いオーブリーを連れて来ました。 遠慮がちに挨拶するオーブリーに、硬い表情のブライアンは父に催促され、ようやく返事をする。
その夜、おやすみと声をかけたオーブリーに、ブライアンは返事が出来ない。母に促されようやく応えるが、そんな息子をデビーは心から愛していた。 新しい兄の態度にオーブリーは、ブライアンは私を嫌っていると不安を口にすると、兄はあなたを嫌っていない、ただ馴染むのに時間がかかるだけだ、と言い聞かせるデビー。 そんな娘に彼女は、自分が持っていたぬいぐるみを与える。 母と新しい妹の姿を、ブライアンは密かに見つめていた。
4人になった家族全員で食卓を囲むラングストン家。 しかし食事に手を付けないブライアンに、父親のジョンは食べるようきつく命じる。 学校のことを聞いた母に口答えし、オーブリーに冷たい態度を見せるブライアンに、テーブルを叩いて怒り出すジョン。
声を荒げる夫をデビーはなだめるが、息子は感情をコントロールできない、君もセラピストなら何とかしろ、とジョンは言うのだった。
寝室で父は僕よりオーブリーを愛している、と嘆く息子に新しい家族を受け入れる事を学びなさい、ママのためにそうして欲しい、とデビーは言い聞かせる。 そんな母に抱き付き泣き出したブライアン。 息子をなだめるデビーの姿を、オーブリーは静かに見つめていた。

監督はバリー・ジェイ、初めて作品をみる監督です。
成長したブライアン役はマイケル・ケリキ、初めてみる役者さんでした。
スクールカウンセラーのパーキンス役はエイドリアン・キング、「13日の金曜日」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/6216933 の初回に登場しましたよね。

何か親子関係の切ない感じがする作品でした。 孤児の女児を迎えることは悪くありませんが、少し情緒不安定の長男にはそれが重すぎたのか、親をとられる気持ちになったのか、どんどん彼が壊れていく様が逆に痛々しいんですね。 でもそれが最後は大きな悲劇を起こしていき、彼に携わったセラピーが次々とターゲットになっていきます。
人間の気持ちの奥底は、なかなか測れないということなんでしょうね。

 

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