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悪なき殺人

2019年作品、ドミニク・モル監督、ドゥニ・メノーシェ ロール・カラミー ダミエン・ボナール ナディア・テレスキウィッツ出演。

フランスの山間の人里離れた町で、吹雪の夜にある女性(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)が失踪し、殺された。 疑われたのは農夫・ジョゼフ(ダミアン・ボナール)。ジョセフ(ドゥニ・メノーシェ)と不倫するミシェルの妻・アリス(ロール・カラミー)。 妻のアリスに隠れてネット恋愛をする夫・ミシェル。 その相手とされるマリオン(ナディア・テレスツィエンキーヴィッツ)。 そして遠く離れたアフリカで詐欺を行うアルマン(ギィ・ロジェ・ンドラン)・・・。 そう、我々はまだ知らない、たったひとつの「偶然」が連鎖し、悪意なき人間が殺人者になることを。

この失踪事件を軸にして、5人の男女がリアルタイムで繋がっていることが紐解かれていき、壮大なミステリーに絡んでいた事実が次第に明らかになっていく…。 フランスの雪深い山間の田舎で起きた事件は、遠くアフリカと繋がっていたのだった。 偶然は奇跡にもなり得るが、絶望にもなり得る。 幾重にも重なる「偶然」という「必然」を目の当たりにし、私たちは“神の目”で人間の本能、滑稽さ、そして運命の危うさの一部始終を目撃することになる。

これはなんとか観れました。そろそろ公開が終わりそうでしたが。
監督はドミニク・モル、初めて作品を見る監督でした。旧作を観たくなる今作はいい出来でした。
ミシェル役はドゥニ・メノーシェ、「ジュリアン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15867331 では怖い父親役をしていましたね。危なっかしい役柄が上手い俳優さんですね。
アリス役はロール・カラミー、「クイーンズ・オブ・フィールド」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/03/31/060000 に出演していました。
ジョセフ役はダミアン・ボナール、「レ・ミゼラブル」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/03/09/060000 に出演していました。

今作はいくつかのパートに分かれています。 ある女性の車が雪道で見つかります。 彼女は乗っていなくて、行方不明になってしまっていて、警察の捜査が始まります。 一番怪しい人物は妻を亡くして、周りと混じりたくない変人と言われているジョセフでしたが、人妻アリスは彼のことを気にかけているうちに不倫関係になってしまいます。しかしこの事件の背後はそんな単純な話ではなく、夫も、そしてある若いウエイトレス、さらにはコートジボワールの貧困の詐欺集団も関わっていました。

最後に全体像がわかりますが、この冒頭の行方不明事件、殺人事件は解決しない気がしますね。


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変人という噂のジョセフ

 

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アリスは彼が気になっていた

 

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夫のミシェル

 

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そしてマリアン

 

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この女性をレズビアン関係に

 

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そしてアフリカから詐欺を働く

 

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