anttiorbの映画、映像の世界

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レ・ミゼラブル

2019年作品、ラジ・リ監督、ダミアン・ボナール ジャンヌ・バリバール ジェブリル・ゾンガ アレクシス・マネンティ ジャンヌ・バリバール出演。


ヴィクトル・ユーゴーの小説「レ・ミゼラブル」の舞台となったことでも知られているパリ郊外に位置するモンフェルメイユ。
現在この町は移民や低所得者が多く住んでおり、危険な犯罪地域と化している。
地方出身の警察官、ステファン(ダミアン・ボナール)はそんなモンフェルメイユ地区で犯罪防止班に新たに加わることとなる。
知的で自制心のあるステファンは、未成年に対して時に粗暴な行動をとる気性の荒いクリス(アレクシ・マナンティ)、警官であること自分の力を過信するグワダ(ジブリル・ゾンガ)などの仲間とともにパトロールを開始する。
トロールの中でステファンたちはいくつかのグループ同士が緊張関係にあり一触即発の状態だということを察知する。
そんなある日、とあるグループのイッサ(Issa Perica)という少年が引き落とした些細な事件が大きな騒動へと発展してしまう。
事件解決のため奮闘するステファンたちだが、彼らの努力もむなしく事件は取り返しのつかない方向へと進んでいく…


ミュージカル作品ではありません。
監督はラジ・リ、初の長編作品ということですね。
主演はダミアン・ボナール、初めて見る俳優さん、日本公開作品は初めてでしょうか?
ジャンヌ・バリバールは、「グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/12286119 に出演していました。今作は警察署長役でした。
クリス役はアレクシ・マナンティ、グワダ役のジブリル・ゾンガは今作で見るのが初めてのようです。


物語は、モンフェルメイユという “レ・ミゼラブル” の舞台になった土地。 ここは移民が多く、黒人系だけではなく、ロマも生活をしています。 少年たちは貧しいながら、やんちゃに生活をしています。 でも中にはドローンを駆使して、いろんな画像を取っている少年もいました。
そんな街に転勤してきたステファンは、昼のチームとなり、クリスとグワダという二人と組むことになりました。 しかし、ここは一筋縄ではいかない地域、二人は、特にクリスはそこを要領よく、支配していました。


今作は、一見またあのミュージカルのリメイクかと思いましたが、予告編から、まったく別の現実を描いた作品です。 フランスの人種問題、さらには貧困問題。 またそれをうまく利用する、ちょっと傾いた感じの警察。これもフランスの現状を描いていますが、そこは何かきっかけがあると暴発してしまう、そんな要因がありそうですね。

 

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ステファンは二人について行く

 

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クリスは町の住民を脅しすかす

 

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悪ガキたち

 

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しかし事件が起きる

 

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それはサーカスの動物の赤ちゃんが盗まれた

 

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怒るロマ族のために捜査を開始するが

 

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