2020年作品、ドミニク・クック監督、ベネディクト・カンバーバッチ メラーブ・ニニッゼ レイチェル・ブロズナハン ジェシー・バックリー出演。
冷戦の真っただ中、アメリカとソビエト連邦の関係は緊張状態にあった。 ビジネスマンのグレヴィル・ウィン(ベネディクト・カンバーバッチ)はある日、イギリスの諜報機関MI6とアメリカのCIAの捜査官からソ連に潜入し、情報提供者であるソ連人のオレグ・ペンコフスキー(メラーブ・ニニッゼ)とビジネスを装って接触して欲しいと頼まれる。
グレヴィル・ウィンは最初は軽い気持ちで引き受けたが、後日それが核戦争に関わる重要なミッションであることを知る。 その頃、ソ連はキューバにミサイルを設置し、西側諸国への攻撃を準備していた。 これに対抗し、アメリカがいつソ連を攻撃してもおかしくなかった。
グレヴィル・ウィンはオレグ・ペンコフスキーと何度も接触するうちに彼との間に友情を深めていった。 しかしいよいよ身の危険が迫る頃、MI6とCIAからソ連訪問のストップがかかり、ミッションの終了を告げられた。
しかしそれはオレグ・ペンコフスキーを見捨てることを意味していた。 このままではオレグ・ペンコフスキーが処刑されてしまう。 グレヴィル・ウィンは危険を知りながら自らソ連に出向き、オレグ・ペンコフスキーを救いだそうとするが。
これは面白かったですね。
監督はドミニク・クック、「追想」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15641561 もなかなか面白かったですね。
主演はベネディクト・カンバーバッチ、「エジソンズ・ゲーム」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/06/27/060000 もいい主演をしていました。
そしてペンコフスキー役はメラーブ・ニニッゼ、「ジュピターズ・ムーン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15365909 で主演をしていました。
物語は米ソ冷戦の真っ只中、ソ連のフルシチョフは強気の対米路線をとっており、全てにおいてソ連はアメリカを上回っていると日々豪語していました。 さらに国内は絶えず監視の目が光っていて、おかしい行動を示せばすぐに粛清されるという恐怖政治をとっていました。
世界の注目はキューバ、アメリカの南部に位置するこの国が共産主義路線をとり、ソ連はキューバに支援、そして核ミサイル配備を計画していました。 しかしイギリスとアメリカは確たる証拠が掴めず、ソ連側にいるスパイもなかなかうまく情報を掴むことができませんでした。 しかし内部にペンコフスキーという情報提供者がいるので、なんとか接触をしようとします。 そして白羽の矢が立ったのが、ビジネスマンのクレヴィル・ウィンでした。
東側国家に頻繁にビジネスに行っている彼なので、ソ連に行くことも不自然さはありませんでしたが、CIAとMI6のエージェントが、彼に普通にビジネスをしにいくだけで良いと言われます。
そして二人の付き合いが始まりますが、実はキューバに関する重要事項を自分は運んでいることを知ります。
これは事実なんですよね。 後半にペンコフスキーの亡命シーンが出ますが、ソ連は甘くなかったですね。 まずKGBが訪ねてきた時点で、もう終わりなんですよね。 その時点ではもう忠告を通り越しているという恐ろしい共産国家の非情さが現れていました。 秀作ですね。
米英のエージェントが接触
そしてソ連に
彼と接触
意気投合
そして重大な機密を
秘密の引き出し
そして亡命させようと