生まれたときに母親を亡くしたデイジー(シアーシャ・ローナン)は、見知らぬ3人の従兄弟とひと夏を過ごすため、ニューヨークから単身イギリスにやってきた。 複雑な家庭環境で育ったため自意識が強く反抗的なデイジーだったが、人なつこく純真な従兄弟たちと過ごす生活は、彼女の頑なな心を少しずつ溶かしていく。
そんなある日、ロンドンでテロリストによる核爆発が発生。 ニュースの一報が流れてきた。
男はどうやら軍に連れて行かれ、戦闘員として教育されるらしい。 そしてデイジーとパイパーもまた女性だけの施設に入れられてしまう。
しかし別れる時に、この家で再会をしようと約束したデイジーは、パイパーを連れて脱出、別れた時の家を目指すのだった…
監督はケヴィン・マクドナルド、代表作は 「消されたヘッドライン」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11590283.html でしょうね。 本来はドキュメンタリー作家という事ですが、監督業も定期的にやっているようです。
主演はシアーシャ・ローナン、最新作は 「ブルックリン」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/14315978.html ですが、これはもうちょっと若い感じでしたね。
親の愛情薄く育ったであろう、そんなデイジーですが、何かようやく心の温かさを感じ始めた時に第三次世界大戦が勃発するんですね。 世界大戦なのか、テロなのかは定かではありませんが、核攻撃をしたことから、水が汚染されているというシーンが多く見られます。
そして、敵側なのか多くの戦闘集団が山間部に入っているんですね。 またそれだけでなくならず者もいますので、後半の少女二人の逃亡シーンは、結構危険な逃亡劇となっていきます。
誰が生き残るのか、悲しく辛い少年少女たちの物語ですが、もし大きな戦乱の世が来たら、体だけでなく心も大きく傷ついてしまうという、遭っては欲しくない現実世界でした。