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松本清張の西海道談綺

1983年作品、児玉進監督、松平健 古手川祐子 風祭ゆき 宮内洋出演。

時は文化・文政の頃、作州・勝山藩の藩士・伊丹恵之助(松平健)は、急遽宿直を早退、屋敷に取って返し、半年前に結婚したばかりの妻・志津(風祭ゆき)と用人・服部源左衛門(浜田寅彦)の密会を突き止めた。

恵之助は屋敷を出た源左衛門を斬った上で、志津を耳陶山北麓の小童谷銅鉱に連れ出し、廃坑の中で妻を竪穴に突き落とした。
国を出て放浪の途中、恵之助は、木曾・奈良井宿にて、参勤交代旅行中の小藩の一行が、大国・加賀藩一行の我儘に苦悩するところに遭遇する。 茶壺宰領の力を借りることで彼らの窮地を救う恵之助だったが、そこで縁のできた茶壺組頭の坊主・北条宗全(丹波哲郎)は、恵之助の妻殺し・脱藩の過去を承知した上で、江戸の長屋に恵之助を世話する。 しばらく役職のない生活を送る恵之助だったが、やがて、御家人・太田半左衛門の養子となり、太田姓を名乗る直参の身分となる。 こうして「伊丹恵之助」はこの世から消えた。

ちょっと昔の時代劇ドラマですね。
監督は児玉進、作品の記事はありませんでした。
主演は松平健、「小河ドラマ 徳川☆家康」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/07/16/180000 に出演していました。
古手川祐子は、「ホームレス中学生」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/6833081 に出演していました。
風祭ゆきは、「ミセス・ノイズィ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/01/10/060000 に出演していました。

物語は、勝山藩の恵之助が、服部源左衛門を切るところから始まります。 もちろん斬り合いなど認められていない中、彼は妻と密通をしていた相手を切り捨て家に帰ります。 そして妻に脱藩のい話をすることで、ついて来た妻志津を鉱山に落として殺してしまいます。 どうしても許すことができませんでした。
放浪の身となった恵之助でしたが、途中である縁から北条宗全と知り合います。 そして彼の仕事を手伝うことによって新しい身分を手に入れ、そして新しい恋も芽生えていきます。


今作は表題の通り松本清張原作の時代劇ですね。 時代を感じるキャストですが、この時代はこういうスペシャル時代劇もしっかりと二桁の視聴率があった様です。 ある意味ロードムービーの様な時代劇ですが、風祭ゆきが要所でいい味を出しています。

この頃はしっかりとにっかつから脱却をしている女優さんになっていますね。


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