anttiorbの映画、映像の世界

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ミセス・ノイズィ

2020年作品、天野千尋監督、 篠原ゆき子 大高洋子 長尾卓磨 新津ちせ 宮崎太一出演。

娘を育てる母親であり、小説家でもある吉岡真紀(篠原ゆき子)は、スランプに陥り抜け出せないままでいた。 そんなある日、隣人の若田美和子(大高洋子)による騒音と嫌がらせに悩まされるようになる。 執筆が進まないどころか家族ともギクシャクし、激しさを増す隣人の行動に心の平穏を奪われるなか、真紀は美和子を小説のネタにすることで反撃に出る。

しかし、二人のバトルはしだいに家族や世間をも巻き込み、マスコミを騒がせる大事件へと発展していく。


あの奈良の事件はモチーフになっている作品です。
監督は天野千尋、作品を見るのは初めての監督です。
主演は篠原ゆき子、「罪の声」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/11/08/060000 に出演していました。
大高洋子さんはいい女優さんですね。 この大喧嘩をする二人の演技は秀逸です。「どうしようもない恋の唄」 https://www.allcinema.net/cinema/364704 に出演していました。


物語は初めの作品がヒットした女性小説家一家が、ある団地に引っ越してきたところから始まります。 なかなか次の作品がヒットせず、仕事がなくなって焦っている真紀、一人娘の菜子はまだ母親と遊びたい盛りで、でも久しぶりの依頼の締め切りが迫っていて、あてにしていた夫にも仕事が入ってしまい、菜子の面倒を見れずになんとか作品をあげました。 しかし編集者からは、ダメ出しをされ、書き直しをすることでどんどん追い詰められていきます。
隣近所にも挨拶ができずにいたところ、朝の6時以前に布団を叩き始める隣人に遭遇します。 こんな時間に?!マキはだんだんとそれに我慢できなくなり、とうとう言い合いになっていきます。 しかし真紀がほったらかしにしていた菜子の面倒を見てくれている隣人の美和子、しかしそれを却って不審な行動と疑い、マキは隣人はおかしいと思い込んでいきますが。


今作はあの“奈良騒音傷害事件“がモチーフになっています。 テレビでも大きく取り上げられたあの事件、最終的には裁判になり、被告側が敗訴したようですが、今作ではもっと大胆な展開と、思いがけないラストにつながっていきます。

本当に美和子側になんの事情もなかったのか? そんな気持ちにさせてくれる、異色作でした。


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ミュージシャンの夫

 

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菜子が生まれた時は幸せだったが

 

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父との時間は少なく

 

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そして母は小説家でなかなか次の一作が

 

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そして隣人と大喧嘩に

 

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そしてそれをネタに

 

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