夏休み前の終業式の日、相変わらず田村裕は(小池)明るくクラスの人気者?の中学生だった。 ちょっと片想いの女の子(徳永えり)から夏休みのデートを申し込まれウキウキで家に帰ると、家じゅうの荷物が外に出され、家には黄色いテープが。”差し押さえ”と書かれていた。
とりあえず父の帰りを待つことに、そして自転車に乗った父・一郎(イッセー尾形)が来た。 「これからは一人ひとり生きていってほしい。それでは解散」そう言い残し、一郎は自転車に乗っていってしまった。
一郎は親戚から金を借りまくっていたので、3人は親戚を頼れないということは理解していた。 そして裕は兄と姉に負担をかけれないと思い、近くの公園を住処にすることにした。 寝床は、公園の滑り台、通称「巻糞」。 ここでの中学生のホームレス生活の始まりだった・・・・
大ベストセラーとなった作品の映画化です。 たしかテレビドラマにもなりましたが、今まで未見でした。
田村裕は「探偵ナイトスクープ」の探偵をやっているのでよく知っていますが、ちょっと痛々しくてという思いでした。 しかし関西人の明るさと、笑いでうまく仕上げているのには驚きました。 でもやはりよく生きてこれたなぁというのが実感です。
もちろんさまざまな人に助けられて今の田村裕がいるんでしょうが、ポイントは友人の川井には 「家がない」 と言えたことでしたね。
ここで意地を張っていたら、川井の両親にも伝わらず、そして民生委員の西村さんにも出会えなかったんでしたね。
本物の田村裕はいろいろな印税は使い切り、今は所帯も持っていますが、暗い苦労を乗り切り、今の立ち位置があることが素晴らしいんでしょうね。
いきなりの差し押さえ
解散!
そしてこの公園が寝床となるが
彼女との仲も…
新しい生活の開始だが