anttiorbの映画、映像の世界

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子供はわかってあげない

021年作品、沖田修一監督、上白石萌歌 細田佳央太 千葉雄大 湯川ひな出演。

アニメ『魔法左官少女バッファローKOTEKO』の映像が流れている。
アニメ映像が流れるテレビに釘付けの朔田美波(上白石萌歌)は、感動して泣いていた。 涙を流す美波を見た母(斉藤由貴)がティッシュペーパーの箱を父(古館寛治)に渡し、父が美波に差し出す。 涙を拭いた美波は、エンディングの曲『左官のこころ』を歌い歌いながらテレビの前で振り付けも完璧に踊り、横で父・清もいっしょに踊るのだった。
弟の春雄が泣いている美波をからかって「KOTEKO最終回」と連呼したので、美波は春雄を追いかける。
朔田美波は何よりも泳ぐことが大好きな水泳部員。 高校2年生で部活内でも唯一大会出場を果たす。
しかし、基本的にたるんでいてどこかシャキっとしない様子だった。 そんなもうすぐ夏休みというある日、練習中のプールから校舎の屋上に誰かがいるのを発見する。
行ってみるとそこには書道部員の門司昭平(細田佳央太)がいた。 部活をさぼってそこでアニメ『魔法左官少女バッファローKOTEKO』のイラストを描いていた。 美波も『KOTEKO』のファンでそこで一気に意気投合する。 その時にアニメの初回放送の、画が荒い回の録画があるということで、美波は昭平の家に観に行く。 そこで美波はある新興宗教のお札を見つけるのだった。
その新興宗教は美波が5歳の時に別れた父親がやっているところのもので、父親は何故か今、音信不通になっていて、美波はこれをきっかけに父親に会いたくなるのだった。


沖田監督としては長編の部類だと思いますが、面白かったですね。
沖田修一監督の前作は「おらおらでひとりいぐも」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/11/14/060000 でしたが、これも長編でしたね。
主演は上白石萌歌、「羊と鋼の森」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15556933 でお姉ちゃんと出ていましたね。
細田佳央太は、「花束みたいな恋をした」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/02/07/060000 に出演していました。


物語は四人家族で幸せな家庭の美波、水泳部で泳ぐのが好きな彼女の最近の悩みは背泳ぎの時に何故か笑ってしまうことでした。 そんな彼女がハマっているアニメ・KOTEKOでしたが、ある日屋上でそのKOTEKOを書いている学生を発見、それが昭平くんでした。 彼は書道家で、彼が録画している初回放送を見にいきます。 その時彼の家であるお札を見つけます。 それはある新興宗教が発行していて、それは実の父が所属しているといわれている団体でした。 でも手がかりはなく、会うことは諦めていましたが、昭平の兄が探偵をしていると聞き、お願いに行くことになっていきます。


今作は二人のお父さんがいいんですよね 。実の父に豊川悦司、今のお父さんを古館寛治。 どちらも精一杯娘を愛しています。 その愛し方は違えでも、ちょっとうるっとくる愛し方なんですよね。

家を捨てて別れてしまう実の父の、気持ちもだんだんわかってきますし、また再会できるようになっていくラストもいいんですよね。 流石の沖田監督でした。

 

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今の父と母と弟

 

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昭平と意気投合する美波

 

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そして、兄が探偵だと言い

 

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父の捜索を依頼する

 

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そして見つかりいよいよ会いに行く

 

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普通の生活をしていた父

 

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そして数日間いっしょに

 

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