2015年作品、常廣丈太演出、天海祐希 田中哲司 速水もこみち 鈴木浩介出演。
女ともだち
取り調べの可視化を実施している特別取調室を取材するため、報道番組のキャスター・三沢早苗(斉藤由貴)が警視庁捜査一課「緊急事案対応取調班」(通称・キントリ)にやって来た。 可視化の必要性や、正々堂々と戦う覚悟を熱弁するキントリの紅一点刑事・真壁有希子(天海祐希)に、キャリアウーマンの早苗はすっかり共感。 「いい友達になれそう」と、声高らかに固い握手を交わし合う。
その翌日のことだ。キントリはある被疑者の取り調べ要請を受ける。 その被疑者とは前日の朝、女子刑務所から仮釈放されたばかりの元美容師・矢島聖美(松下由樹)。 親友の紹介で付き合い始めた恋人を殺した罪で6年も服役し、ようやく解放されたにもかかわらず、なんと仮釈放からわずか3時間15分後に「人を殺した」と言って自首してきたのだ。 実際、供述通りの場所から、聖美の指紋や皮膚が付着した凶器と、男性の遺体も発見された。 ところが不可解なことに、遺体の死亡推定時期は約1週間前、どう考えても、刑務所に収監中だった聖美には遂行不可能な犯罪だったのだ。
聖美はなぜ犯し得ない罪を自白したのか。 その嘘の裏にはどんな真実が隠されているのか。 取り調べを担当する有希子は事実を究明しようとするが、聖美は“嘘の自白”を突き通すと同時に、疑ってかかる有希子を挑発。 挙げ句、洗いざらい話す条件として、あろうことか取り調べのテレビ中継を提示してくる。 だが、有希子はこれを断固拒否。自供を覆す証拠をつかむため、キントリの面々は仮出所後3時間の足取りや、事件背景の裏取りに走り回る。 そんな中、有希子は聖美が出頭時になぜか所持していた高校時代の卒業アルバムに着目。 母校を訪ね、捜査の新たな視点となる“意外な手がかり”を得るのだが。
聖美の取り調べに与えられた時間はわずか3日。 有希子らキントリの面々はその間に真実へたどり着こうと奔走するが、聖美は自供を翻すどころか、“遂行不可能な第2の事件”まで告白し始めて。
新任の磐城和久部長役は大倉孝二、「妖怪大戦争 ガーディアンズ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/08/19/060000 が公開中ですね。どんな役をしているのか?でも結構重要な役でしたが。
そしてゲストは二人の女性、斉藤由貴が三沢早苗役。「エキストロ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/03/28/060000 が私の近作記事となります。
松下由紀は矢島聖美役で、「お終活 熟春!人生、百年時代の過ごし方」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/06/02/060000 に出演していました。
さて、新任の刑事部長が来て、今までの警察の腐敗からなんとかしなければならないということで、開かれた刑事部をアピールするために取材を受けます。 報道番組キャスターで、歯切れの良い切り口で切り込んでいく三沢早苗のインタビューに答えるのが有希子でした。 なんか波長があった二人でしたが、もう一人殺人で服役していた矢島が釈放されたことで、事件に発展していきます。
今作は、三人の女優の競い合いのような作品となっていますね。 最後の最後まで真実がわからないなかなかの作りとなっていましたね。 一旦有希子の夫の件は終わったんでしょうか? 1話完結の事件でしたが、なかなか重い感じでしたね。