2021年作品、スティーヴン・コスタンスキ監督、ニタ=ジョゼ・ハンナ オーウェン・マイア アダム・ブルックス アレクシス・ハンシー出演。
ある日、10歳のルーク(オーウェン・マイヤー)と8歳のミミ(ニタ=ジョゼ・ハンナ)の兄妹が庭で遊んでいると、太古から埋められ、銀河で恐れられていた名前のない悪魔“残虐宇宙人”(マシュー・ニネーバー)をよみがえらせてしまう。
怒りと憎しみの感情しか持たないその宇宙人は、地球を危機に陥れるほどの特殊能力も携えていた。 ところが、ミミが謎の光る宝石を手にしたとき、宇宙人はミミに絶対服従せざるを得なくなってしまう。 宇宙人は“サイコ・ゴアマン”と名付けられ、子どものいたずらに付き合うはめに。
そんななか、銀河系の怪人たちが残虐宇宙人の復活を察知。宇宙会議を開き、サイコ・ゴアマン抹殺のため地球に向かおうとしていた……。
シュールなホラーコメディですね。もちろんSFですが。
監督はスティーヴン・コスタンスキ、「ザ・ヴォイド」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15333230 で共同監督をしていましたね。
主演の少女ミミはニタ=ジョゼ・ハンナ、ルーク役がオーウェン・マイヤ、二人とも今作がデビューなんでしょうかね?
PG役がマシュー・二ネーバー、出演作の記事はありませんでした。
物語は妹なのに、兄をいじめ、子分のように使うミミと、いつも虐げられている兄・ルークが、ある夜不思議な赤い物体を見つけます。 そして何気なく言った呪文がなんとその封印を開けてしまうことになり、そこから邪悪な宇宙人が蘇ってしまいます。 あらゆる星を滅ぼしたその残虐な存在は銀河系の住人たちによって、閉じ込められていましたが、少女がそれを開けてしまったことに気づき、今度はその悪魔を抹殺するために動き始めます。
しかしその赤い物体により、その宇宙人はミミの命令に背けなくなり、名前もありませんでしたが、“サイコ・ゴアマン“と名付けられ、遊び相手にされてしまいます。
好きあらばその赤い物体を奪い取ろうとしますが、耳は離しません。 渡してしまうと地球人類が殺されてしまうからでしたが。
今作はこのミミの家族も、正直どうしようもないんですね。 このミミがなんとも傲慢で、わがままで、性格がとてつもなく悪いんですね。 あまり同情したくない存在で、逆にこのミミにイニシアチブを取られるPGの方に同情してしまいます。 そして、謎の会議をしている銀河系の怪人たちも正直どうしようもなく、どこに正義があるのかわかりません。
そしてなぜか日本語を話すエイリアンも出てきて、その声を黒沢あすかさんが当てているようですね。
赤い物体を見つける二人
復活した悪魔に、会議を開催する銀河系住民たち
二人の両親も
復活してしまった悪魔
そして彼はある姿にされる
しかしミミには逆らえない