宇宙の要塞“死の星”（デス・スター）が爆発し、その勢力も消滅したかと思われた帝国軍側は、やがて再び大きな軍団となって反撃を開始した。 そのため反乱軍は後退し、レイア姫（キャリー・フィッシャー）は残された僅かな部下と銀河のはずれ“惑星ホス”に逃がれていた。 そこはすべてが氷に閉ざされた惑星で、反乱軍はそこに洞穴をつくって基地にしていた。
ある日、その惑星の乗物的動物、卜ーン・トーンに乗って偵察に出かけたルーク・スカイウォーカー（マーク・ハミル）は、途中なにかの物体が飛来してきたと感じたのだが、突然その惑星の怪獣ワンパに襲われた。
帰りの遅いルークを心配したレイアは、そのことをハン・ソロ（ハリソン・フォード）に言うのだが、初めはルークに限ってそんなことはないという気持ちと、自分よりルークの事を気にかけているとほんの少し焼きもちを焼くソロだった。 しかしやはり心配になったハン・ソロは、ルークの探査に行くのだった。
ルークは、ベン・ケノービ（アレック・ギネス）から伝授された霊力（フォース）を使い危いところを逃れるのだが、極寒の地で凍えてしまい体が動かなくなる。 そしてベンの惑星ダゴバに行き修行をしろという、教えの映像の方からハン・ソロが現れる。 迎えにきたハン・ソロは力尽き死んだトーントーンの体を裂き、それを毛皮代わりにして暖を取り、ルークを連れ基地に戻ることができた。
しかし帝国軍はこの秘密基地にも追手を差し向け激しい戦闘になっていく。一方、エコー基地に戻ったソロは司令官のライカン将軍に反乱軍を離れ、ジャバ・ザ・ハットに金を返したいと告げた。 しかしなんとなく後ろ髪をひかれ、脱出に手間取ったハン・ソロとチューバッカ（ピーター・メイフー）だったが、そこにとうとうダース・ベイダー自ら乗り込んでくる。 そしてレイアをミレニアム・ファルコン号に乗せ、ホスを脱出する。
しかし必要に追ってくる帝国軍の戦闘機をかわそうと、高速運転に入ろうとするが故障でうまくいかず小惑星他に逃げ込むのだった。
しかし、逃げ込んだ小惑星の穴は、巨大な宇宙の怪物スペース・スラッグの巣であることが分かり、ファルコンは飲み込まれる寸前に脱出する。
味方艦隊の遅々として進まぬ捜索に業を煮やしたベイダーはボバ・フェットを始めとする銀河中の腕利きの賞金稼ぎを呼び寄せ、報酬を与える代わりにファルコン号を見つけ出すよう命じていた。
ソロは再び帝国軍に発見されながらもスター・デストロイヤーの索敵範囲外に逃れ、旧友ランド・カルリシアンが執政官を務めるクラウド・シティのある雲の惑星ベスピンに向かう。 しかし、ボバの乗るスレーヴ1が不気味にその後に追随していくのだった。
うっかりしていましたが、この作品はなんとジョージ・ルーカスが監督をしていないんですね。 アーヴィン・カーシュナーは「ネバーセイ・ネバーアゲイン」という、ショーン・コネリー版の００７の監督をしていますし、「ロボコップ２」も撮ってるんですよね。
もうすっかりＳＷシリーズはすべてルーカスが撮っているものとばかり。 思い込みとは怖いもんですね。
さて今作は、爽快感が全くない作品で、私もこれを見る時は、次作の「ジェダイの復讐（のちに改題されジェダイの帰還となりましたが）」とセットで必ず見ていました。 まあそうやって見ると、疲れはするんですが、溜飲が下がるんでね（＾＾）
しかしこういう3部作の真ん中ってどうしても、作りとしては辛くなるんですが、結構重要な作品ですね。 ヨーダとの出会い、親子の発覚、さらにレイアとの双子の事実、そして進行中のソロとレイアの関係など。
今までの作りだと、これが「８」あたりとリンクしてくるんでしょうかね？この「５」を見ていると、「２」との相関性を結構感じました。
あと気になったのは、Ｒ２－Ｄ２がヨーダと再会するんですね。 確か共和国性の時代に、会っていると思ってますし、メモリーを消去されたのはＣ－３ＰＯだけだったという事なんですが、それはおくびにも出さないＲ２－Ｄ２、一説には隠蔽したプログラムが施されているという説もあるんですがね。
今作で、ルークが初めてライトセーバーを使うんですが、まだまだ感が満載で、腕を切り取られるシーンは、当時はけっこうショッキングでした。ちょっと重い作品ですが、これが無いと先には進めない重要な部分ですね。
