2018年作品、ソンタルジャ監督、ヨンジョンジャ ニマソンソン スィチョクジャ ジンバ出演。
チベットの山あいの村で、夫のロルジェ(ヨンジョンジャ)、ロルジェの父と共に暮らしているウォマ(ニマソンソン)。 病院で、ある事実を告げられたウォマは、聖地ラサへの五体投地での巡礼旅に一人で行くと決意する。 それは、半年以上もかかる巡礼の旅。
当初は反対していたロルジェだったが、ウォマの固い決意にラサ巡礼を受け入れる。ところが、ウォマの決意にはある秘密があった……。
旅に出たウォマの後を追うようにロルジェも出発。 そしてウォマの実家に預けられ、心を閉ざしていた前夫との息子ノルウ(スィチョクジャ)も母に会おうとやって来る。後悔や嫉妬、わだかまりを抱えながら、少しずつ結びついていく3人。 そんななか、ウォマがついに倒れてしまう……。
監督はソルタルジャ、初めて作品を見ますが、今回は2作品見ました。
物語は、ある日夜急に悲しくなり、供養をしたいと夫に言う女性・ウォマ。 翌日病院に行く彼女ですが、夫は外で待たせていました。 夫には問題はなかったと言いますが、そうではありませんでした。 そして彼女は急にラサに行くと言い出します。 それも過酷な五体投地だと言い出します。
付き添いの女性を二人雇い、義父の世話を夫に任せ、出発します。 しかしその前に実家に顔を出すと言って彼女は息子に会いに行きます。 彼女の元夫との息子で、実家の両親と叔父が面倒を見てくれていました。 流石に母と離れて暮らしているので、学校ではうまくいっていないと言われます。
そして三人でラサへの巡礼が始まりますが・・・
この五体投地のやり方は、「ラサへの歩き方~祈りの2400km」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14610952 でも見ましたが、これは大変なある意味苦行ですね。 十分な休息と、そのための服装、さらにはある程度の財力がないとできないことだと思いますが、この道中に住んでいる人間はこの苦行に結構助けてくれるんですね。
今作も途中倒れてしまうウォマ、そして駆けつける夫の実の息子、お寺でのシーンは、今の夫と、息子の心情がいたほど描かれていて、身につまされるんですよね。
秀作でした。
下駄のような手に当てるものを
実家に行くウォマ
そして途中から合流する二人
ウォマは頑張るが
彼女は力尽き、その後は親を亡くしたロバと
ラサへ