1958年作品、ヘンリー・キング監督、グレゴリー・ペック ジョーン・コリンズ スティーヴン・ボイド アルバート・サルミ出演。
アメリカ南西部の村リオ・アリバで、銀行強盗を働いた4人の凶漢が死刑になる日、ジム・グラス(グレゴリー・ペック)は処刑をみとどけにやってきた・半年前から彼は自分の留守中妻を殺した4人組を探していたのだ。 村では彼は旧知の美人ホセファ・ベラルデ(J・コリンズ)に会った。 やがて死刑執行人シムズ(ジョー・デ・リタ)がやってきた。 囚人たち、テーラー(アルバート・サルミ)、ザッカリー(スティーブン・ボイド)、パラル(リー・ヴァン・クリーフ)、そしてインディアンのルーファン(ヘンリー・シルヴァ)の4人の処刑が近づく。
しかし夜のうちに、執行人シムズは保安官(ハーバート・ラドリー)を殺し、自らも射殺されたが、4人を逃がした。 偽者だったのだ。 4人は村の雑貨店主スタインメッツの一人娘エマ(キャスリーン・ギャラント)を人質に逃走した。
追っ手が出された。 ジムはそれに加わった。 ジムが追っ手となったのを知ったパラルは単身彼を待ち伏せたが、反対に捕えられた。 ジムは妻の写真を見せても知らぬと云い張るパラルを容赦なく射殺した。
一方ホセファは、ジムの残された一人娘で3歳のヘレン(María Gracia)をみてやるために、ジムの牧場に向った。 ジムはなおも追跡をつづけ、テーラーを射殺した。 残りのザッカリーは人質エマとルーファンをつれてバトラー(ジーン・エヴァンス)という金を掘る男の小屋にたどりつき、砂金の袋をもって逃げようとする彼を殺した。
砂金袋はルーファンが手に入れた。 そして悪漢2人は、追っ手が追ったのでエマをすてて逃げた。 ジムと、彼の牧場に行こうとするホセファンがエマを助けた。
やがて娘ヘレンをホセファンにあずけて出発したジムは、メキシコ領に入った酒場でザッカリーを発見し、妻の写真を知らぬという彼を殺し、なおも最後の1人ルーファンを追った。
復讐ものですね。
監督はヘンリー・キング、記事にした作品はありませんが、見た作品はあります。
主演はグレゴリー・ペック、「ブラジルから来た少年」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15670457 を記事にしております。
ジョーン・コリンズは、記事にして作品はありませんでした。
物語は四人の銀行強盗に妻を殺されたというジムが、その四人の死刑を見届けにやってきます。 しかし死刑執行人は彼らの仲間が化けていて、四人が逃亡します。 そして彼らの追跡にジムも加わっていきます。
今作ははっきりとした妻の恨みを晴らす、復讐者という側面もあるんですが、実はジムが一人一人殺していく中ちょっと疑問符が湧いてくるんですね。 そしてそれがラストにある程度明らかになるんですが、そこに少しドラマ性を感じます。 西部劇の範疇ですが、ちょっと変わっていましたね。