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Mank/マンク

2020年作品、デヴィッド・フィンチャー監督、ゲイリー・オールドマン アマンダ・セイフライド チャールズ・ダンス リリー・コリンズ出演。

1940年、経営苦境の映画会社RKOに招かれた24歳のオーソン・ウェルズ(トム・バーク)。 製作する映画に関する全権を委ねられた彼は、誰とどんな映画を作るのも自由だった。
同じ年、ハリウッド映画のロケ地として有名なヴィクターヴィルの宿泊用牧場。ここにオーソン・ウェルズの盟友の俳優ジョン・ハウスマンと、ハーマン・J・マンキーウィッツ、通称マンク(ゲイリー・オールドマン)が現れる。 負傷した体でベットに横になったマンクに、脚本を仕上げるよう依頼するハウスマン(サム・トラウトン)。 彼は口述筆記とタイプ打ちを行うイギリス人、リタ・アレクサンダー夫人(リリー・コリンズ)を紹介した。
そこに映画『闇の奥』をテスト中の、オーソン・ウェルズから電話が入る。 マンクに脚本を60日間で仕上げろと要求するウェルズ。
この数週間前に、交通事故で入院中のマンクの前にウェルズが現れ、仕事を依頼していた。 ベットの上で語られるマンクの言葉をリタは記録する。 映画『市民ケーン』の脚本の執筆が始まると、すぐに登場人物のモデルが誰なのか気付いたリタ。 指摘されると脚本のモデルの男が、愛人の映画に出資した際に知り合った、とマンクは打ち明ける。
1930年を回想するマンク。 パラマウント映画のスタジオで働くマンクを、チャールズ・レデラー(ジョセフ・クロス)が訪ねてきた。 ここで名脚本家のベン・ヘクト(ジェフ・ハームス)や、弟のジョセフ・L・マンキーウィッツ、通称ジョー(トム・ペルフリー)ら脚本家仲間と共に、勝手気ままに働くマンク。
彼らは名高いプロデューサーの、デヴィッド・O・セルズニック(トビー・レナード・ムーア)に呼び出される。 次回作のアイデアを聞かれ、『フランケンシュタイン』(1931)と似た映画を提案するマンクたち。 無論意見は却下された。
ある日撮影現場で、メトロ・ゴールドウィン・メイヤー(MGM)社の敏腕プロデューサー、アーヴィング・タルバーグ(フェルディナンド・キングズレー)とルイス・B・メイヤー(アーリス・ハワード)と出会ったマンク。 そこで女優のマリオン・デイヴィスアマンダ・セイフライド)とマンクは言葉を交わす。 チャールズはマリオンの甥だった。
撮影中のマリオンの映画の出資者は、新聞王として名高い資産家のウィリアム・ランドルフ・ハースト(チャールズ・ダンス)。 マンクはハーストに気に入られ、夕食に招待される。


これは面白い伝記映画でしたね。
監督はデヴィッド・フィンチャー、「ゴーン・ガール」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/12491242 を記事にしていますが、劇場公開作品の監督は久しぶりで、Netflixでのメガホンでしたね。
主演はゲーリー・オールドマン、「ハンターキラー 潜航せよ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15937604 を記事にしています。 見たい作品が多い俳優さんで、変幻自在でいろんな役をされますね。
アマンダ・セイフライドは、「魂のゆくえ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15949398 を記事にしています。


物語は若き日のオーソン・ウェルズが、アル中気味の脚本家で、少しひねくれやの通称マンクハーマン・J・マンキーウィッツに「市民ケーン」の脚本を依頼するという中、彼の回想録も差し込まれていく、マンクの伝記映画ですね。 彼は才能あふれた脚本家ですが、どうしても酒が災いをなし、どうしても酒を抜くことができません。 しかししっかり者の妻と、弟、周りには恵まれています。


ゲイリー・オールドマンが、またまた好演ですね。 ウィストン・チャーチルの時も良かったですが、今作でもマンク自身に重なるような、名演を見せています。 オスカー候補になるだけのことはありましたね。


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