anttiorbの映画、映像の世界

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運命の逆転

1990年作品、バーベット・シュローダー監督、ジェレミー・アイアンズ グレン・クローズ ロン・シルヴァー アナベラ・シオラ出演。

1980年代のアメリカ。ハーバード・ロー・スクールの法学部教授で人権弁護の世界的権威であるアラン・ダーショウィッツ(ロン・シルヴァー)は、ニュー・ポート在住のクラウス・フォン・ビューロージェレミー・アイアンズ)から刑事裁判の弁護を依頼される。 彼の妻である大富豪のサニー(グレン・クローズ)はバスルームで倒れ植物状態に陥ってしまったのだが、それがクラウスによってインスリン注射による殺害を企てられた結果であると義理の息子・娘とメイドのマリア(ユタ・へーゲン)に告発され、地方検事局の告訴により第1審で懲役30年の有罪判決を受けてしまっていたのだった。
クラウスの事件は上流階級のスキャンダルとして世間の注目を浴びていた。 当初アランは、好悪相反する面を持つクラウスと、その周辺の上流社会に反感と不信感を持っていたが、事件の概要を知って興味を持ち始め、別の人権関係の事件の裁判費用を調達するためにも依頼を引き受けることにする。


これは初めて見ました。
監督はバーベット・シュローダー、「死の接吻」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/14930371 とあと2本記事にしています。
主演はジェレミー・アイアンズ、「レッド・スパロー」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15465611 が近作ですね。
グレン・クローズは、「アガサ・クリスティー ねじれた家」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15940974 に出演していました。


物語は、資産家で妻のサニーが意識不明の重体となります。 夫のクラウスが殺そうとしたと、妻の親類たちが裁判に訴えます。 世間は間違いなくクラウスが妻を殺そうとしたという雰囲気になっていますが、クラウスの新しい愛人が弁護人に推薦したのが、アランでした。法学部の現役教授の彼は、自分がこれだと思った弁護を引き受けていますが、今はある兄弟の弁護に没頭していました。 あまり興味がわかない依頼でしたが、高額な弁護料で、今の裁判を継続できること、そして巧みな切り口の口説かれ方をして、絶体絶命の弁護に一団を率いて挑戦していきます。


今作は、真実を求めるというより、裁判に勝ち無罪の判決を勝ち取るということに没頭していく弁護団なんですが、真実を求めるのではなく、この裁判に勝つという視点は、他の作品でもたまに触れられますね。 裁判に勝つ=真実の証明ではないということ、弁護士というのは、真実に目を瞑るということも多いのではないでしょうか?

 

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