2019年作品、グー・シャオガン監督、チエン・ヨウファー ワン・フォンジュエン スン・ジャンジエン スン・ジャンウェイ出演。
大河・富春江が流れる街、杭州市富陽。 だが今、富陽地区は再開発の只中にある。 顧家の家長である母ユーフォン(ドゥー・ホンジュン)の誕生日の祝宴の夜。 4人の兄弟や親戚たちが、老いた母の家を訪れる。 その宴の最中、母が脳卒中で倒れ、やがて認知症が進み、介護が必要となる。
“黄金大飯店”という店を経営する長男ヨウフー(チエン・ヨウファー)、漁師を生業としている次男ヨウルー(ジャン・レンリアン)、男手ひとつでダウン症の息子カンカン(スー・ズンカン)を育てながら闇社会に足を踏み入れる三男ヨウジン(スン・ジャンジェン)、独身生活を気ままに楽しむ四男ヨウホン(スン・ジャンウェイ)。 そんな兄弟たちは、次第にそれぞれの人生に直面してゆく……。
グー家の人間ドラマですね。
監督はグー・シャオガン、若き中国の監督、初長編作品ですね。
4兄弟にそれぞれスポットが当たる今作、物語は母の誕生日のお祝いから始まります。それぞれの家族が集い、ダウン症のカンカンを持つ三男のヨウジンは妻と離婚してシングルファーザーになっていることから、母のユーフォンはカンカンを近くに座らせ可愛がっています。
しかし盛大なクライマックスの時母が倒れてしまい、救急車で運ばれていきます。 動揺する4兄弟、しかしすぐに現実的な問題にぶつかっていきます。 脳卒中になってしまった母の面倒を誰が見るのか? 一番経済的にも安定している経営者の長男一家がまず面倒を見る事になりますが、次男坊一家は家を取り壊され、一時金が入り、金銭的には一服しています。 しかし一番苦労しているのが三男坊で、彼は危ないところからも借金をしています。
それぞれのドラマが始まっていきます。
今作は監督が長く撮影をしてじっくりと撮った作品になっていますね。 途中まで三男坊が苦労しているのはわかりますが、金にだらしなく逃げてしまい、兄弟に迷惑をかけますが、実は一番の母思いだったことがわかります。 そしてこのドラマはまだまだ続いていく感じなんですね。
おそらく監督としてはその後の次の世代のお話も撮りたいんではないでしょうか? この4兄弟、そして子供たちのその後も見たい気になる力の入った作品でした。
母の誕生会は盛大に
しかしこの後は母倒れてしまう
三男のヨウジンは借金を抱え蒸発
そのため借金取りが長男のところに
長男の娘は
自由を求めていた