2018年作品、内片輝 鈴木浩介演出、坂口健太郎 北村一輝 吉瀬美智子 木村祐一出演。
岩田(甲本雅裕)が死の直前に残した言葉がきっかけで、白骨化した大山(北村一輝)の遺体を発見した健人(坂口健太郎)と美咲(吉瀬美智子)。 抱いていたわずかな希望を打ち砕かれ、悲しみに暮れる美咲のそばで、健人は遺品から一枚の名刺を見つける。 それは、兄・亮太(神尾楓珠)の逮捕後、幼い健人が通った焼き鳥店のものだった。
1999年、亮太が集団暴行事件の主犯として逮捕され、加害者家族となった健人は、母親と離れて親戚の家へ。 大山は中本(渡部篤郎)が誰かをかばうために亮太を陥れたことに気付くが、強大な権力を前になすすべもなく、己の無力さを感じていた。 そして、せめて健人が食べるものに困らないよう、寂しさに負けないようにと、来る日も来る日も人知れず健人の様子を見に行く。
2018年、名刺の焼き鳥店を久しぶりに訪れ、おかみ(濱田マリ)から当時の話を聞いた健人は、初めて知る大山の優しさに胸を熱くする。 そして、やがて命を落とす大山の未来を変えようと、亮太の事件から手を引いてほしいと頼み込む。 その口ぶりから、大山はこの先自分の身に何が起きるか察するが、過去が変わることで健人に幸せを手にしてほしいと願う大山はそれを拒否。 無線の先の健人に「必ず真実を暴いてみせる」と告げる。
やがて、大山と岩田の死に警察関係者が関与していることに気付いた健人と美咲は、すべての発端となった武蔵野市集団暴行事件を洗い直すことに。 その被害者である井口奈々(映美くらら)を見つけ出し、話を聞きに行くと、思いもよらぬ事実が明らかになり…。
5話から登場の岡本役は高橋努、「新解釈・三國志」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/12/21/060000 では張飛役をしていましたね。
そして野沢議員役で西岡徳馬、「劇場版パタリロ!」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/02/16/180000 が近作でした。
謎の虚偽証言をする女子高校生役で山田愛奈、「シグナル100」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2020/02/06/060000 に出演していました。
さて、大山の白骨遺体を発見してしまった、健人と桜井美咲。 悲しみに暮れる二人でしたが、しかしその遺品からある名刺を見つけます。 その名刺はある焼き鳥店の名刺でした。 ここは健人にとっても思い出の店であり、ここで大山も通っていたこと、そして健人のことを気遣い陰ながら援助していたことを知ります。
この回は二人絆の一辺がわかる感動的な回となります。 殺伐さと、憤りの作品ですが、今回だけは涙が出ましたね。